JAと農水省と農水族政治家がグルになって

政府が備蓄米を放出したものの、コメ価格は17週連続で値上がりしている。殆どの備蓄米はJAが落札し、大手コンビニや大手外食企業に販売され、中小のスーパーや米穀小売店にはまわって来ない。JAは、金利は農林中金、運送は全農物流、発注はアグリネットサービス、卸売りは全農パールライス、小売りはAコープとしてJAグループの企業を活用し利益を得ている。農水省は、1俵1万3千円で買い入れた備蓄米を2万千円で売却し、280億円の巨利を得ている。高騰を防ぐのが目的だったとしたら、買い入れ価格近くで売却すべきだった。何故、JAが独占し、農水省は高価格で売却したのだろうか。答えは明瞭だ。JAと農水省と農水族政治家がグルになって、コメ価格の高騰を維持しようとしているからだ。備蓄米の放出も農水省が率先した訳ではない。石破首相が言うことを聞かない農水省に備蓄米放出を命令した結果だという。結局、農水族政治家を放逐しない限り、コメ価格が下がる見通しは無さそうだ。