アリマンタシォン・クシュタールACTがセブン&アイ・ホールディングスに対して友好的な買収提案を行ったとのニュース。ACTはコンビニやガソリンスタンドなどを手がける世界的な企業で、1年間の売り上げは約10兆円。一方セブン&アイの時価総額は約6兆円。ACTは買収価格1株21000円を提示したが、その時のセブン&アイの株価は1700円だった。ところが、セブン&アイは「著しく過小評価している」と返事したという。いずれセブン&アイの取締役会の社外取締役か執行役の井阪社長かが責任を取る羽目になるのだろう。日本企業の買収対象が変わってきたようだ。以前は、ウォルマートが西友を買収したように、買収対象は2流企業だった。一方セブン&アイは超1流企業だ。今後、ニトリ、良品計画、日清食品、ヤクルト、サンリオなどの日本屈指の有名企業もターゲットになっていきそうな気配だ。1流企業の経営者は、国内やアジアだけでなく、全世界的視野を持って経営しなければ、足をすくわれる時代になっていると自覚すべきだろう。
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