宮崎県で最大震度6弱を観測し、初めて南海トラフ巨大地震の臨時情報が発表された。気象庁は異常な現象を観測するなどしたら「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表することになっている。「想定している震源域内の岩板の境界でM8以上の地震が発生した」と評価されたら「臨時情報(巨大地震警戒)」を「岩板の境界面の断層が通常と異なって動いた」などと評価されたら「臨時情報(巨大地震注意)」を発表する。「警戒」「注意」に当てはまらなければ「臨時情報(調査終了)」になる。専門家の検討会で、今回は巨大地震注意とされた。今後1~2週間は巨大地震発生の恐れがあるということだ。新幹線も在来線も、南海トラフ領域では徐行で運用される。津波に備えて祭りなどの催しも制限される。でも、高知よさこい祭りは、決行するという。東日本大震災のとき、1週間前に大きな地震があった。当時は前兆とは捉えられていなかった。この経験があるというのに、よさこい祭りだ。天災は忘れた頃にやって来るという。それにしても、高知人は忘れ方が早過ぎるようだ。
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