河村市長がまたヤラカシタ

名古屋城復元をめぐる討論会で「障害者は我慢せいよ」の発言があり、河村市長が陳謝したとのニュース。このニュースを聞き、第一感として、あの河村市長がまたヤラカシタと思った。名古屋城を昔通りの木製で復元する計画がある。討論のテーマは「名古屋城の天守閣の復元におけるバリアフリーについて」。名古屋市は、より忠実な復元を目指すとして新たな木造の天守閣には、現在設置されている5階までのエレベーターは設置せず、車いす利用者と介助者が利用できる2階までの小型昇降機を導入するとしていた。討論会に参加した車椅子の男性は、エレベーターを排除することは「障害者が排除されているとしか思えない」と主張した。ところが反対派の男性は「平等とわがままを一緒にすんなって。エレベーターも電気もない時代に作られた物を再構築するのに、なんでバリアフリーの話が出てくるのが荒唐無稽だ。おまえが我慢せえよ」と発言。その後行われた河村市長による挨拶も「熱いトークもあってよかった。ぜひ皆さんで愛する名古屋を盛り上げようみゃー」というにとどまり、差別的な表現をとがめるような言葉はなかった。後日、河村市長は「いろんな意見が出てくるのは当たり前のこと、それを禁止することは恐ろしいこと」とコメントしたが、結局制止出来なかったことに対し謝罪したとのこと。でも、河村市長の心の内に「障害者は我慢せいよ」があったことは間違いなさそうだ。こんな木造復元など止めてしまえ。