能ある鷹と裏ある鷲

米タイム誌が2018年の「最も影響力がある100人」を発表した。日本からは安倍首相と孫SB会長が選ばれた。安倍の選出理由はアベノミクスにより日本経済と繁栄を蘇えらせたとのことだが、人格を含めて評価された訳ではない。NHKの電話調査「安倍をどう思うか」の質問に対する国民の大半の答えは「人物が信頼出来ない」だからだ。因みに100人の中には、トランプ、金正恩、習近平、文在寅も入っているから、個人の力量というよりは国の存在感と見るべきだろう。一方、米経済誌フォーチュンは「世界の偉大なリーダー50人」を発表した。37位に中満泉国連事務次長(軍縮担当上級代表)が選出された。シリアでの化学兵器使用疑惑で彼女の外交手腕が発揮され、地域紛争の拡大防止に寄与したことが評価されたようだ。中満氏はツイッターに「私ではなく、国連の軍縮の仕事の重要性が認められた」とコメントしたとのこと。「能ある鷹は爪を隠す」の典型例だろう。さて、最も影響力がある100人に選ばれた「裏ある鷲」の安倍は、どのようなコメントをするのだろうか。興味津々。