豊洲の魚

あれ程騒がれた豊洲移転は今後どうなるのだろうか。そして築地跡地はどうあるべきなのだろうか。土壌汚染対策が不十分として移転が延期されていた豊洲の開場日が今年の10月11日に決定した。でも土壌汚染とは違う問題もあるようだ。第一の問題は、今の時代にこれ程の大規模な市場が必要かということ。と言うのも、先日、我が家の近くのイタメシ店で食事をした時のことだ。オーナーは、地産地消がイタメシの基本だと言う。そのために豊富な食材を供給出来るこの地元に店を開いたと言う。勿論食材は殆ど地元から調達しているとのこと。地元で獲れる食材を、わざわざ築地まで運んだものを仕入れるなど愚の骨頂とも言う。そうの通りだと思う。オーナーは地元の漁師や農家と契約し、フレッシュな食材で勝負していると言う。美味しかった。世の中の流れは変わってきたと思う。つい少し前までは、築地経由の魚が持て囃された。でも、今築地直送と言われても価格がそれ相応に結構と思うだけ。築地の新鮮さが消費者に伝わらない。と言うより、築地経由では新鮮さが失われると言うべきかもしれない。羽田市場が実証している。結論として、これからの時代には築地も豊洲も不要だということかもしれない。同時に、慎太郎や小池などのパフォーマンス都知事も不要ということだろうと思う。