蓼科旅行の顛末

この時期にこの地に行くには理由がある。4年前に美ヶ原までドライブ旅行をした時途中の車山周辺の景色に魅了され是非もう一度行ってみたいと思ったこと、猛暑の中子供たちの帰宅にあわせ料理と寝床の準備や後始末に追われ一度息抜きがしたかったこと、天気予報オタクでありかつ満天の星空を見ることに憧れていたのでこの日の晴れ予報を狙い撃ちしたこと、パターゴルフと陶芸が好きなこと、友人の知り合いの無農薬農家を訪れること。実はこれらは全てカミサンの要望。自分の要望は慎ましく露天温泉と蕎麦。幸いにも昨日、一昨日の二日間は希望通りの準備も実り二人の全ての要望を達成することが出来た。しかし事前準備も大切だが得られた結果はもっと貴重だと思う。今まで山登りは疲れるのであまり好きではなかったが少しは好きになりそうなこと、高が陶芸されど陶芸と言う通り陶芸の奥の深さを少し知ったこと、無農薬農業は長年続けると農薬の効果と同じように害虫被害がなくなる土に生まれ変わるということを知ったこと等々。反面残念なこともある。カミサンの最大の要望である満天の星を見ることが出来ず、現在の天気予報は全く当てにならないことを思い知らされたこと。幸せと言えば幸せ、不幸せと言えば不幸せ、ではなく、世の中とかく儘ならないと言うことを少し実感した。明日の糧にしたいと思う。