Winnyの功罪

著作権法違反ほう助罪に問われていたWinny開発者の無罪が確定した。最高裁の正しい判断だと思う。しかしWinnyは使い方によっては大変迷惑な代物だ。以前友人のパソコンからWinnyを通して自分のメールアドレスが流出したことがある。それ以来現在も迷惑メールが舞い込み続けている。スパムメールはプロバイダー側でかなりカット出来るが、すり抜けてくるものも多い。受信した迷惑メールはその都度受信拒否に設定しているがその数は千を超えそうな状況で被害を被っている。この裁判は1審有罪、2審無罪、最高裁無罪と変遷した。Winnyはファイル共有ソフトであり、適法にも違法にも利用出来る中立価値の道具だ。これを違法とするなら、オリンパスの内視鏡開発者も罪に問われることになる。内視鏡は医学分野で有効に使われているが、ノゾキの道具としても使うことは可能だ。内視鏡とWinnyは同じような位置づけだ。Winny開発者の罪を問うほうが非常識と思う。問題はWinnyそのものではなく、使い方にある。インターネット関係の法整備が求められている。