2013年10月

レームダックからの復活を

最近のオバマ大統領は、元気がないと言うかカリスマ性が消えかけているように見える。議会をコントロール出来ずに政府機関閉鎖に追い込まれたり、東アジア首脳会議を欠席して中国の南シナ海問題に釘を刺すことも出来なかった。核兵器削減の決意表明をしておきながら片や自国ではプルトニウムを使った核性能実験をしたり、ブッシュが始めたとはいえ全世界から個人情報を盗聴していたことがバレて、自分は知らぬと頬っ被り状態。大統領になった当時の有能な側近の殆んどがオバマの元を去ってしまっているようだ。誰が見てもレームダックの典型だ。フォーブスの「世界で最も影響力のある人物」では滔々1位の座をプーチン大統領に明け渡してしまった。人間誰しも受け身になるとイジメにあうことになる。だがオバマも人の子だったでは済まされない。たとえ自分にとっては不利な状況でも自説を発信する努力が必要だ。黙っていては、いないよりも悪い。キレのある演説の復活を期待しているのだが。

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眼下に見える夜明けの雲海

相当昔の学生時代に赤倉温泉スキー場へ行ったことを思い出した。勿論スキーを始めたばかりの初心者である自分が、中上級者用のチャンピオンコースの頂上から直滑降とボーゲンで滑り降りた経験をだ。今日は約50年ぶりに赤倉温泉スキー場の妙高高原スカイケーブルの山頂駅付近から雪のないチャンピオンコースを見上げ、当時の若気の無謀さを思い出した。その当時赤倉観光ホテルがあったのかは覚えていない。ホテルの説明資料では、その頃火事で焼失し建て直していたようだ。さて過去の思い出は兎も角、今日の赤倉観光ホテルは素晴らしかった。夜明けの雲海だ。露天風呂に入りながら眼下に見える雲海は言うことなし。生まれて初めてこれほど美しく心が清められるものはないと感じた。新館の水盤がきいた景色も抜群でそれだけでも今日ここに来て良かったと思った。このホテルは今までに訪れた宿の中で3本の指に入ることは間違いない。後で知ったが、創業は昭和12年。当時の大倉財閥が上高地帝国ホテル、川奈ホテルに続けて建てた日本の高原リゾートの草分けとか。何かあるなとは思っていたが、何かはあるものだ。このところ暖かい日が続き紅葉は今一ではあったが、帰りのアップルロードで美味しいリンゴをゲットした。

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露天風呂と紅葉とリンゴ

今年の2月頃、テレビの旅番組を見ていて行ってみたいと思った所があった。露天風呂から眼下に雲海が見える宿だ。昼間の雪景色も綺麗だった。カミサンに是非行こうと誘ったが、雪のある高い山は危ないということで延び延びになっていた。今度はカミサンから紅葉が綺麗そうだと誘われた。早速行くことにした。妙高高原だ。既に帰りはリンゴを買うことに決めた。いざ出発。

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初めての文学賞応募

星新一賞という理系文学賞が創設された。理系的な発想で文学としての価値のみならず、現実の科学も刺激して更なる発想を引き出し人の心を刺激しようというのが狙いらしい。元々星新一の作品は好きだし、ショートショートという肩の凝らないスタイルが良い。応募要領は、プロでもアマでも良いし人間でなくても良いことになっている。文量は1万字以内、応募の締め切りは10月31日24時。この賞のことを知ったのは先月末。応募は兎も角書いてみようと思ったのが2週間前。書き始めたのが1週間前だがすぐに筆は止まってしまった。絶対応募するぞと決心したのが3日前で、一気に書き上げたのが2日前。今日最終チェックをしてインターネットで応募した。題は「サッカーボールのような星」にした。結果発表は3月上旬とのこと。結果はどうあれ、書き上げた後の爽快感は格別だった。

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動物心理学の研究対象

動物心理学の大学教授が「犬と飼い主は目の周辺が似ている」という研究結果を発表した。数年前に「犬の顔は飼い主に似ている」と発表した研究の続きで、顔のどの部分が似ているのかを調べたとのこと。最近犬の散歩をしている人を良く見かける。いつも興味本位で犬を見た後に、そっと何気なく飼い主の顔を見ることが多い。確かに犬と飼い主は似ていると思うことが良くある。だが「目の周辺が似ている」と言われても、犬のような鼻の人はいないし、犬のような口や耳の人も滅多にいない。目であるのは当然だと思う。自分が所属しているテニスクラブに、クラブへ犬を連れてくるメンバーが2人いる。共にチワワを飼っているが、顔ばかりではなく性格もそっくりだ。片方はお淑やかで、もう片方はエネルギッシュでアグレッシブ。犬を見れば飼い主が分かる。この教授は「飼っているうちに似てくるのではなく、飼い主が自分と似ている犬を選んでいるのではないか」とも言っている。何故飼い主は自分と似ている犬を選ぶのかとか、何故犬は飼い主の性格と似るのか、ということを研究対象にした方が動物心理学に適しているように思えるのだが。

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頑張れ江戸城天守再建の会

地方に行くと大なり小なり城が復元されていて、その地のシンボルになっている。三大名城といえば、藤堂高虎・加藤清正によって普請された名古屋城・大阪城・熊本城の三城をいうらしい。だが国宝になっている城の三大城は姫路城、彦根城、松本城だと思う。この3つの城には行ったことがあるが、正に昔ながらの面影を残した立派な城だった。以前から何故江戸城は復元されないのだろうかと不思議に思っていた。ニュースによると、東京のNPOが江戸城天守閣を木造で再現することを計画しているとのこと。江戸城天守閣は1657年の明暦の大火で焼失して以来再建されていない。再建されなかった理由は、当時の江戸城天守閣は本来の戦術的な機能が不要な時代になっており、かつ町の復興を優先したためと言われている。それはそれで正しい判断だったと思う。しかし現代の城はシンボルだ、その街の広告塔だ。皇居の東御苑には立派な御影石の天守台が残っている。特別史跡だからダメというヤボな話は止めにして日本最大級の天守閣を再建してほしいものだ。

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欠陥のある男女平等指数

日経夕刊に「男女平等指数」で、日本が105位に低下したとの記事が載っていた。調査結果を発表した世界経済フォーラムは、女性の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で毎年分析している。調査対象国は136ヶ国で、OECD加盟国で日本より順位が低いのは韓国だけだったとのこと。だが如何にも日本女性の地位が低いかを強調し過ぎているように思えてならない。この調査の視点は、数千年も続いた男社会に女性がどの程度進出しつつあるのかにあるようだ。ところが「3つの原理:ローレンス・トーブ:ダイヤモンド社」を読むと、その視点が正しいのだろうかと疑わしく思えてくる。この本では、3つの原理のうち1つは男女の権力の変遷だと言っている。人類が誕生した約300万年前から紀元前4000年までの社会は母系家族で成り立っていた。即ち女性の時代だった。紀元前4000年から西暦2000年頃までは戦いを中心とした男性社会になった。ところが2000年頃のフェミニスト革命を境に男性社会は終焉を迎え、現在は両性の時代に移っているという。確かに周りを見ても男らしい男もいないし、女らしい女もいない。ホモセクシャル化しているのは間違いなさそうだ。世界経済フォーラムの視点はこのように若干ずれているようだ。更に言うと大切な分野が抜けている。家庭という分野だ。この分野を加えれば日本はトップ3にランクインするに違いない。少なくとも我が家では実証されている。

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鮮魚という名の冷凍魚

阪急阪神ホテルズがメニューを偽って提供していた問題が発覚して釈明会見が開かれた。「九条ネギという名の青ネギと白ネギ」「芝エビという名のバナメイエビ」「鮮魚という名の冷凍魚」「霧島ポークという名の一般ポーク」等々47種類もあり中には7年間も偽っていたものがあったとのこと。問題が発覚したので役員は社内処分を受けたらしいが、調理担当者や表示を担当する配膳担当者も虚偽表示を認識しながら放置し、挙句の果て営業企画部長は「筆が滑ったのでは」ととぼけた釈明をしたという。会見では「誤表示」と説明したが、会社ぐるみの犯罪であることは疑う余地もない。関西では数年前から外資系ホテルが相次いで進出し、客の奪い合いが激化しているのでコストカットが強く求められ、更に食材の安定供給も困難な状況になっている。一方希少な食材や鮮度による料理の高級感が求められている。禁断の木の実に手を付けてしまったのだろう。このホテルは、目先の利益に目が眩み、高級感も上客も勿論信用も失うことになる。他の有名ホテルでは、これを他山の石として「鮮魚」や「地元野菜」の表示をやめる方向にあるらしい。この業界でも「皆で渡れば怖くない」が証明されたも同然のようだ。

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利権に群がる蟻

自民で原発の扱いをどうするか俄かに騒がしくなってきた。小泉元首相が脱原発を唱えれば、一方で細田会長が率いる「電力安定供給推進議員連盟」は何と原発の新設をも言い出した。汚染水のコントロールも出来ず、メルトダウンした炉の廃炉計画の目処もないまま原発新設を言い出す神経には開いた口が塞がらない。しかも原発はもっと大きな問題を抱えている。使用済み核燃料の最終処分をどうするのか、技術見通しが全くない核リサイクルをどうするのか、持ち過ぎたプルトニュウムをどう扱うのか。一言でいえば日本の原発計画は破綻している。原発は暫時縮小すべきで推進などあり得ない。真面に物事を考えられる人間ならば、まずは原発の全体像を明確にして議論の俎上に上げるべきだ。有耶無耶にして原発新設を推進する行為はまさに利権に群がる蟻にしか見えない。蟻には、甘利、細田、安倍、麻生等々のニックネームが付いているようだ。蟻に未来の原発計画を任せる訳にはいかない。

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本末転倒な教育委員会

長野県の教育委員会が中学生の朝練は原則やめる方針を決めたとのニュースがあり、まず奇異に感じた。何故だろうと思い続きを聴いていると、理由は食事と睡眠の生活リズムが狂い授業に悪影響を与えるからだという。更に方針案には、完全休養日を週2日以上取り勝利至上主義に偏らず生徒のニーズを生かす、という文言を盛り込んだとのこと。本来中学生が朝練をやることは良い事だと思う。早寝早起きの習慣が身に付き、鍛えるべき時期に身体を鍛える事が出来、丈夫な身体がその後の勉学にも仕事にもプラスに働くからだ。長野の教育委員会は一体何を考えているのだろうかと思う。もし今の朝練内容自体がヒートアップし過ぎているのであれば、調整すれば済む事だ。食事を摂らない子供がいれば必ず朝食を摂るよう指導すればよい。授業中に寝る子供がいれば早寝するよう先生が一言注意すれば足りる。朝練があろうがなかろうが授業中に寝る子は寝てしまうものだ。中学生の教育は、甘やかして育てることではなく、身体を鍛え規律を身に付けさせることが大切だ。委員会は原点に戻って再考すべきだと思う。

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ブログもボカロ曲に

ヤマハが、歌詞を入力するだけで歌声と伴奏を自動作成する技術を開発したとのこと。今までは歌詞とメロディの入力が必要だった。ヤマハのVOCALOIDで作成した曲はボカロ曲といい若者の間で流行っている。初音ミクが有名だ。更に進化した技術はVOCALODUCERというらしい。50文字以内程度の歌詞を入力すれば、歌声と伴奏からなる2~8小節程度の楽曲を自動的に演奏する。しかもリズムパターンや音高の変化も自在に選ぶ事が出来、2万種類のメロディーラインを生成出来るとのこと。世の中変わったものだと思う。ひょっとすると近いうちにこのブログもボカロ曲として生まれ変わるかもしれない。ラップ風にしようか、ロック風がいいか、それよりやっぱり演歌風がいいなとか悩むことになるのだろうか。

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ひたすらな気持ち

今日は朝から雨だった。朝早く何時もの通りに門まで新聞を取りに行くと、1階の軒下にチビが丸くなっていた。ヤアと声を掛けると小さな声でニャーと答える。今日は一日中雨だった。時々チビは家に帰ったのかと気になり様子を見た。でも何時もチビは同じ場所にいた。家を追い出されたのだろうか。寒くはないのだろうか。この家に居すいてしまったのだろうかと色々思いが巡らした。夜になって今でも雨が降っている。チビのいた場所はすでに水浸しに違いないと思った。2階からソッと見るとチビがいる。何かとても可哀そうな気分になってきた。カミサンに毛布を持っていったらどうと提案したが、カミサンは貴方が持って行けばと言う。こういうものは女の優しさが必要なんだと言ってカミサンに託した。暫し無言の時間があってから、今カミサンが玄関を開けて庭に出た。果たしてチビはいるのだろうか。

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GOODNEWSとBADNEWS

今日の日経夕刊に、自分から見たGOODNEWSとBADNEWSが隣り合わせに載っていた。GOODNEWSは土石流に見舞われた伊豆大島の高校生がボランティアというニュース。都立大島高校105名の生徒たちが「自分たちに出来ることはないか」と17日は73人、18日は93人が自発的に土砂のかき出しに参加したとのこと。9月の京都福知山での、頼りになる高校生パワーを思い起こす。大人でもない、子供でもない、そういう立場にいる高校生が自らの判断でボランティア活動に参加するということに感銘を覚えた。高校生は最早子供ではないと思う。選挙権は18歳からという主張には納得がいく。一方badnewsはいただけない。世田谷のサザエさん像の課税が一転して非課税になったとか。当初都は固定資産税60万円を課税した。桜新道商店街は反対したものの15万円を支払った。ところが都は一転して納税額を修正し、残りの45万円は免除したとのこと。都は元々課税をしてはならないものに課税をしてしまったのだ。間違いなくおかしい。納入済みの15万円を返還し謝るべきだ。官僚には間違いだったという行為はないというのが常識と聞いたことがある。納入済みの15万円も免除の45万円も、官僚から見れば常識の範囲にあるのかもしれないが、官僚の常識は非常識であることは間違いない。

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金の卵の育て方

体操の世界選手権男子種目別床で日本史上最年少の金メダルを獲得した若干17歳の白井選手が、またまた新技に「シライ2」と命名される栄誉を受けるかもしれない。新技のシライとは床の後方伸身宙返り4回ひねりだった。シライダッシュは跳馬の伸身ユルチェンコ3回ひねりだが、韓国の選手も同時に成功したためシライ/キムヒフンと命名された。そして今度は床の前方伸身宙返り3回ひねりを申請したとのこと。申請が通ればシライ2になるかもしれない。驚くべき新星だ。だが驚くべき事は新技だけではない。インタビューに答える内容と態度は、並みの大人を凌駕しているというよりは、体操界を代表する人物としての風格さえ感じる。今後白井選手に啓発されて、先輩も後輩も一層技に磨きがかかるに違いない。7年後の東京五輪での金メダルはもうすぐそこにある。金の卵を上手く育てられるか日本体操協会が試されている。

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米国の異常と日本の異常

米国の債務上限引き上げ問題が可決され米デフォルトは土壇場で回避された。引き上げに反対していた共和党が得たものは中長期財政再建策に関する超党派の協議機関の設置で、失ったものは共和党の支持率と米国の信用だった。米国がデフォルトすれば米国債を多量に保有する中国や日本が大打撃を受けるし、世界経済の大混乱は必至だった。これ程の影響力を天秤に掛け、得たものは高が一国の協議機関の設置だけに過ぎない。共和党の独善主義が際立って見える。傍迷惑な党だと思う。しかし一方良い点もある。手段は兎も角財政再建策の協議会を作ったことだ。日本では米国以上に財政再建問題は深刻な状況にある。だが各政党が議論しようという気配すらない。日本では日本国債が暴落し経済が破綻しなければ協議会すら出来そうもない。米国の政治は異常だが、日本の政治は異常を異常と感じることもないほど異常な状態に陥っているようだ。

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台風26号と警戒情報

10年に一度という大型の台風26号が襲来した。夜中は物凄い豪雨と強風が吹き荒れていた。朝になっても強風は収まらず、雨が垂直ではなく水平に降っているのを初めて見たような気がした。我が家の窓は台風などに備えて小窓以外は全てシャッターを取り付けてある。YAHOOと市の災害警戒情報も受けるようにしてあり、何と16回もアラームが携帯に着信した。シャッターや警戒情報のお蔭で、こういう時は比較的安心して居られる。伊豆大島では死者行方不明者が60人も出ているとのニュースが痛ましい。大島役場では状況を把握していながら避難指示を出さなかったとのこと。役場は夜中の避難指示は2次災害の恐れがあったからと言い訳している。だが役場の判断は間違っている。まず何はともあれ例え真夜中でも情報を発信すべきだ。それを受信した住民が自らの責任で対処の方法を判断すべきものだと思う。非常時は状況判断のための情報入手が最重要。大島の被害は、天災に人災が加わっている。

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アンパンマンという名のスーパーマン

孫が遊びに来ると「アンパンマン描いて、ばいきんまんも」とせがまれる。その作者であるやなせ氏が亡くなったとのこと。やなせ氏とはどのような人物だったのだろうかと興味を持ち少し調べてみた。やなせ氏がアンパンマンを描いた動機は戦時中の飢餓体験にあるようだ。やなせ氏はよく「正義」の話をしたそうだ。アメリカにはアメリカの正義があるし、イランにもイスラエルにもお互いの正義がある。つまり正義とは立場によって変わるものだ。しかし飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場や国に関係なく存在する絶対的な正義なのだ、という考えを。また東日本大震災でアンパンマンのマーチが子供たちを勇気付けていることを知り、生涯現役を貫くことにしたという話は有名だ。どうやら、やなせ氏は心底子供たちに救いの手を差し伸べるアンパンマンというお面を被ったスーパーマンだったようだ。孫が今度来るまでに、ばいきんまんも描けるようになっておこうと思った。

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シロとチビ

我が家に遊びに来るシロも大人になったと思う。去年は子供のようであったシロが子供を産んだ。そして数か月前には子供を引き連れ、舐めながらあやしていた姿はまさしく母親だった。だが最近は子供を近づけない。傍に寄ると子供に猫パンチを喰らわすのだ。でも母猫が仔猫を嫌っている訳ではないことは、人間の自分にも良く分かる。獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすというが、まさにシロも獅子ではないが同じネコ目だ。パンチを喰らわし子供の自立を促しているのは間違いないと思う。シロは母親としての責務を全うしているに違いない。だが最近シロが我が家に訪れることは少なくなった。代わりにシロの子供が我が家に入り浸りの状況になってきた。子供だけに人懐っこい。可愛くなってチビと名付けることにした。但しカミサンも義母にも自分が命名したことは話はしていないが。チビとの生活はこれからも続くのだろう。しかしあのシロはこれからどういう生活を送るのだろうかと、とても気にかかる毎日だ。

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ノーベル平和賞の授賞理由

今年のノーベル平和賞は化学兵器禁止機関に贈られた。昔からノーベル平和賞が授与された人物や団体には、しっくりこないものが多い。今年の化学兵器禁止機関もその一つだ。シリアが化学兵器を廃棄すると言い出したので、化学兵器禁止機関が現地に行って処理を始めた。シリア政府が協力的で順調に進んでいるという。化学兵器が廃棄されることは大変喜ばしいことだが、この廃棄は化学兵器禁止機関が声高に主張した結果ではない。今までにも化学兵器禁止機関が化学兵器廃棄を大幅に促進した実績がある訳でもない。化学兵器の廃棄処理は、化学兵器禁止機関の責務の一つだ。職務を実行しているに過ぎないとも言える。ただ戦火の中での処理作業は命がけだ。職務とはいえ、現地に赴いた人々の使命感には頭の下がる思いがする。これが評価されたのならばある程度納得は出来る。しかし本来化学兵器禁止機関が平和賞を受賞するとすれば、その理由は化学兵器禁止機関を創設した人か、化学兵器の廃棄や禁止の実績に対してであるべきだろうと思う。

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暑く(熱く)なると燃える日

異常な暑さだ。10月中旬だというのに関東では32度を超すなど、全国57の観測点で真夏日となったようだ。その暑さの中、今日はまたまた孫の運動会。先週は海外単身赴任の長男の子供の運動会だったがそれは6日に書いた。今週は次男の孫の運動会だ。次男の孫の「ジージ来てね」という要望もあり行くことになった。今日の運動会は先週以上に父兄のハッスルぶりが強烈だった。父親の有志が真っ黒い服を着て、エグザイルやオーストラリアのラグビー選手のパフォーマンスなどをして盛り上げて、挙句は生きるか死ぬかとも思わせるドッヂボール、迫力があった。孫たちは間違いなく真面に成長するに違いないと思える先週と今週であった。今日のこの暑さという状況下では、我々ジージバーバは相当頑張ったとは思うが、それ以上に頑張った人もいたようだ。プロ野球のCSで3位の広島とロッテが先勝した。「暑く(熱く)なると燃える」のは、どの世界でも共通する条件なのだとろうと納得した一日であった。

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シンユウと友人

アボット豪首相が「日本はアジアでの親友」と言った後に「中国も良き友人だ」と言い足したというニュースがあった。豪州から見た日本及び中国との関係の重さを上手く言い表している表現だと思う。豪州と日本は親友関係とのことだが、そのシンユウにも色々なシンユウがあるらしい。「謎だらけの日本語:日本経済新聞社編:日経プレミアシリーズ」に載っていた。子供たちがシンユウを書き分けているとのこと。新友:最近仲良くなった友達。親友:仲良しグループの一員。心友:打ち解けて心を許す人。信友:最も信頼出来る大切な人。シンユウにも段階があるらしい。日本は日豪関係のトゲになっている捕鯨問題を早く決着させ、豪州との関係を一歩進めた心友レベルに引き上げるべきだと思う。問題を拗らせ友人レベルに落としてしまったり、意固地になって辛友レベルなどに陥らせないよう、大人としての外交手腕が試されている。

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FTを卒業しITに入学する時期

OECDの国際成人力調査の結果が発表され、日本が好成績を収めたとのこと。社会生活に必要な「読解力」「数的思考力」「IT活用力」の3分野について比較調査が行なわれた。調査対象は、OECDに加盟している24の国と地域の16歳から65歳。日本は「読解力」と「数的思考力」は1位だったが、「IT活用力」は10位だったとのこと。日本は就学率も識字率も100%であるし、企業が若者を育てる文化もあるので「読解力」「数的思考力」が1位であることは肯ける。問題は「IT活用力」だ。普段からパソコンに触れる機会のない人が多かったのが響いたようだ。特にITには強いと思っていた若年層の成績が悪いとのこと。今時老いも若きもスマホに夢中だ。特に若者のスマホ操作は神業のように素早い。ITに弱いとは意外な気がした。しかし良く考えてみると当たり前なのかもしれない。若者が得意なのはFT(Finger Technique)だ。だがFTイコールIT(Information Technology)ではない。パズドラが上手くなっても、パソコンが上手く操作出来る訳ではない。スマホ=ITでもない。そろそろスマホのゲームは卒業して、パソコン技術の習得に取り組む時期に来ているようだ。

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処分保留と諭旨解雇

みのもんたの次男が窃盗容疑で逮捕されたが、処分保留で釈放され、かつ日テレは諭旨解雇にしたとのこと。この次男が盗人であったことは防犯ビデオに写っているし自白もしたので間違いない事実だ。疑問に思うことが二つある。処分保留と諭旨解雇。両方とも処分が常識よりも軽すぎる。盗人で捕まれば、検察官が起訴をすることになる。だがこの次男の起訴を見送った。通常処分保留で保釈した者を起訴することは殆んどない。従って盗みはしたが起訴はしないことになったようだ。普通の会社であれば、社員が犯罪を犯し逮捕されれば、即クビにする懲戒解雇が常識だ。諭旨解雇とは、自ら辞めるように諭して退職願の提出を促す形の処分。従って犯罪は犯したが、会社は処分せず退職願いを受け取っただけで何もなかったということになった。処分保留の裏には父親が手を回した臭いがする。諭旨解雇には父親の見えざるハンドパワーの威力を感じる。悪い事をして捕まっても、何もなかったように後始末をする父親が、子供により歪んだ人生を送らせようとしているように見える。

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裁判官の再教育を

裁判員裁判の死刑判決が二審で破棄され無期に減刑されたというニュースがあった。判決がひっくり返ったのはこれが2例目。自分は裁判などとは全く縁がないので背景や詳細は分からないが、いつも裁判員裁判の存在そのものの必要性を疑っている。と言うよりは、早く廃止すべき制度だと感じている。今回二審が減刑した理由は、先例の傾向を参考にして量刑を判断した、とのこと。そんな理由は一審の段階でも分かっていたはずだ。今更二審でプロの裁判官がこんな理由を持ち出すということは、裁判官として共通する判断ベースすら無いということだろう。一方被害者の遺族は極刑を望むのが人情だ。裁判員の心情は、被告よりも遺族に近くなるのは当たり前。それでも裁判員が死刑判決を決めるには、どれ程の葛藤があるのだろうか。例え極悪人でも、いざ自分が決めるとなれば軽い刑を選択しようとしたはずだ。いま苦渋の選択である死刑が破棄されたことで裁判員はホッとしているかもしれない。ましてや証拠の信憑性など分かるはずもない裁判員が、その証拠を鵜呑みにして有罪・無罪を決めるなど、あってはならないことだと思う。裁判員を育てるよりも、裁判官を再教育するほうが先決だと思う。

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風呂場の電球切れ

1週間ほど前に風呂場の電球が切れて、初めて暗闇の中で我が家の風呂に入った。初めは相当暗く感じ、体を上手く洗えるのかやや不安だったが、暫らくすると眼も慣れてきた。生憎電球の買い置きはなかったので次の日に買うことにした。ところが次の日に電球を買うのを忘れてしまい、風呂に入る段になって気付いた。そして驚くことに1週間も続けて買い忘れ、暗闇の風呂に入るハメになった。自分もカミサンも決して認知症ではないが、空が明るい時は思い出すことが出来なかったのだ。だが電灯のない風呂も捨てたもんじゃないことを発見した。脱衣所の薄明かりの元で入る風呂は快適だった。煌々と明るい風呂よりも心が落ち着き、一日の疲れをとるには最適な条件だ。今日カミサンが電球を買ってきた。また元の生活に戻ることになるが、ひょっとすると消灯して風呂に入ることが続くのかもしれない。

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孫の運動会

今日は孫の運動会。1か月ほど前から必ず参加するようカミサンから釘を刺されていた。何故なら長男が外国に単身赴任していて父親が不在だからだ。ところが数日前に長男から電話があり休暇を取って帰ってきたとのこと。久し振りに長男の顔を見るのも良いだろうと、運動会に行ってきた。日曜日のせいか父親の参加が多かった。ほとんどが30歳代と見えパワフルさを感じた。特に親のクラス対抗リレーでは、必死な形相で力走し迫力があった。可愛い子供のためには全力で頑張ろうという強い意思が満ち満ちていた。幸いけが人もなく無事終わり清々しい運動会だった。帰りは長男夫婦と孫2人とカミサンと自分の6名で食事をした。しゃぶしゃぶ食べ放題とアルコール飲み放題のコースを堪能したが、孫たちは肉には目もくれずフライドポテトやソフトクリーム、かき氷に嵌っていた。孫にとってもスポーツと食べ放題を堪能し充実した一日であったと思う。帰りの電車の中でうとうとしながら、家に帰って熟睡している孫の顔が浮かんできた。

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スポーツ祭東京2013って何

テレビをつけたら、少年サッカー決勝東京対神奈川戦をやっていて、東京が勝って優勝した。テレビ画面の右上には「スポーツ祭東京2013」とある。何かと思ったが何てことはない、東京開催の国民体育大会だった。国民体育大会という名の全国スポーツ大会は戦後の1946年から始まった。毎年開催県は異なるが東京五輪の1964年を境にして、必ず開催県が優勝している。唯一の例外は2002年の高知国体で、高知ではなく東京が優勝した。それは当時の橋本県知事が開催県有利となる慣習を打ち破ったからだ。言葉を言い換えれば、悪しき慣習は今も続いているということだ。国体は今年で68回目を迎えたが、国体と名の付かない国体は、今行われている東京大会「スポーツ祭東京2013」だけだ。何か異常な気がする。何故国体の名が付かないのか。実態よりも名称を変えリニューアルしたいためなのか、慣習を打破したいのか、新しい仕掛けがあるのか、いろいろ考えたが違うようだ。辿り着いた答えは、国体の開催地が東京であることを目立たさせないため。一極集中で東京の人口は日本の1割に達している。出場資格の所属も含めれば3割になるかもしれない。東京が優勝するのは当たり前だ。一方地方は経済的にも疲弊している。今やスポーツは全国に浸透し、国体を始めた当時の目的は既に終えている。これ以上続けるには無理がある。一度国体を終了して、発展的に目的と姿を変えたスポーツ大会に衣替えする時期に来ていると思う。

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ブロブフィッシュとフェネック

CNNに世界で最も醜い動物と世界一かわいい動物の記事があった。醜い動物保存協会は、同協会の新マスコットを決める投票の結果ブロブフィッシュが選ばれたと発表した。ブロブフィッシュはオーストラリアの深海に住む魚で、おたまじゃくしのような形で大きな垂れた鼻とビーズのような小さな目をしている。ちょうど鉄腕アトムに出てくるお茶の水博士を潰したような顔に似ている。他にノミネートされたのは、鼻の長いテングザルや豚のような鼻のカメだったとか。一方、世界一かわいい動物はCNNスタッフが家で飼えるペット以外から選んだとのこと。1位はフェネック。砂漠にすむ夜行性のキツネで、体は飼い猫よりも小さく、大きな耳とかわいい目が特徴だ。2位以降は目玉が異常に大きいフィリピンメガネザルやパンダが続いている。どうやら醜いものとは、異常に大きな鼻と小さい目のある動物で、かわいいものとは、大きな耳と大きな目のある動物と言えそうだ。人間にもやや当てはまりそうな気もするが、人間は容姿がどうあれ心が表面に現れてしまう動物だ。他人には直接見えない心次第で醜くもなり、かわいくもなるということだろう。

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コントロールの定義

またタンクから高濃度汚染水が漏洩し雨水溝を通して海に流出した可能性があると東電が発表した。それに対し菅官房長官は「状況はコントロール出来ている」とコメントした。以前五輪のプレゼンで安倍首相がアンダーコントロールと言ったのは、全体としてはコントロール出来ていることだとも言っていた。今回もそういう意味なのだろう。今福島原発が抱えている汚染水量から見れば流出量は極微量に違いない。このようにどんぶり勘定で総汚染水量から見て流出量を評価する考え方自体が、政府と東電の致命的なミスとなっている。総汚染水量の余りの多さに政府と東電は意識が麻痺しているようだ。この考え方を続けていると、最初に流出量0.5tはコントロール下と言っていても、それが10tになり100tになり、そして1000tになってもコントロール下であり続けることになる。政府がコントロール下と言い続ける限り、日本は世界に対する放射能汚染の張本人としての地位を確立することになる。すでに遅きに失したが、コントロール失敗宣言をして全世界に協力を仰ぐ以外に道はない。

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頭を悩ます遺伝子解析

たったの1万円で自分の遺伝子情報を解析出来る時代に突入したらしい。1953年にDNAの二重ラセン構造が発見され、2003年にはヒトゲノムの解析が完了し、人間の全遺伝子の配列が解読された。ヒトゲノム解読により、ガンや心臓病、糖尿病など様々な病気と、遺伝子との関係を分析することが可能になった。最近では女優のアンジェリーナ・ジョリーが、遺伝子検査で乳ガンにかかるリスクが極めて高いことが分かり切除したことが有名だ。2000年頃は解析代金が100億円もしたが、コンピューター技術の進歩により今では1万円で請け負うベンチャー企業も現れたらしい。唾液を送れば1か月程度で結果が出るという。この技術が普及すれば、利用者は自分の健康リスクを知ることで、生活習慣を改善したり、治療を受ける際の参考にすることが出来るようになる。もし日本でこの技術が解禁されたら自分は受けるだろうかと考えても答えは出ない。更に将来は生まれた子供にゲノム解析が義務付けられ、その子の一生がゲノムに支配されてしまったらどうしようと空想が膨らみ空恐ろしくなってきた。もうまるで星新一の世界の到来だ。そういえば日経「星新一賞」が創設された。応募の締め切りは今月末。この1か月頭を悩ますことになりそうだ。

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17年ぶりの出来事

今日は奇しくも17年ぶりの出来事が2件同時に起きた。日本の消費税が来年4月に8%へ引き上げらることが決定し、米国では暫定予算案が合意に至らず今日から政府機関が閉鎖されることになった。1997年の橋本内閣の時、消費増税により景気が腰折れしたので今回も心配する人が多い。だが、この時は、消費増税5兆円規模以外に特別減税廃止2兆円、医療費国民転嫁2兆円、公共事業削減4兆円が同時に行われ、トータル13兆円の国民負担増だった。大規模過ぎて景気が腰折れするのは当たり前だったのだ。それに較べれば、今回は5兆円規模の増税。景気はそれほど大きくは落ち込まずに済むのではと思う。米国の予算案不成立も短期間であれば、騒ぐほどのダメージはないかもしれない。それよりも米国での当面の重要な問題は、今月中旬に期限を迎える連邦債務上限引き上げだ。もし上限が引き上げられなければ米国はデフォルトに陥り、米経済だけでなく世界経済への影響は計り知れない。安倍内閣には成長戦略の実行を、米国議会には賢明なる決断を期待したいものだ。

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