FTを卒業しITに入学する時期

OECDの国際成人力調査の結果が発表され、日本が好成績を収めたとのこと。社会生活に必要な「読解力」「数的思考力」「IT活用力」の3分野について比較調査が行なわれた。調査対象は、OECDに加盟している24の国と地域の16歳から65歳。日本は「読解力」と「数的思考力」は1位だったが、「IT活用力」は10位だったとのこと。日本は就学率も識字率も100%であるし、企業が若者を育てる文化もあるので「読解力」「数的思考力」が1位であることは肯ける。問題は「IT活用力」だ。普段からパソコンに触れる機会のない人が多かったのが響いたようだ。特にITには強いと思っていた若年層の成績が悪いとのこと。今時老いも若きもスマホに夢中だ。特に若者のスマホ操作は神業のように素早い。ITに弱いとは意外な気がした。しかし良く考えてみると当たり前なのかもしれない。若者が得意なのはFT(Finger Technique)だ。だがFTイコールIT(Information Technology)ではない。パズドラが上手くなっても、パソコンが上手く操作出来る訳ではない。スマホ=ITでもない。そろそろスマホのゲームは卒業して、パソコン技術の習得に取り組む時期に来ているようだ。