ブログカテゴリ:201112



31日 12月 2011
自分の今年一年の心の揺れをまとめてみた。 嬉しかったこと:二人だけの時に孫娘から「あのね私ジージ大好き」と告白されたこと。誕生日に小さなブーケとおめでとうメールをもらったこと。世界的に「・・・の春」が来ていること。...
30日 12月 2011
現代社会で初めてバブル経済が破綻したのが20年前の日本。その後世界のあちこちでバブルは弾けつつある。日本の土地バブル破綻が一番目とすれば、アメリカのリーマンショックが二番目で三番目は間違いなくユーロ破綻だ。既にレバレッジによる金融経済は終焉を迎えつつある。今後10年以上全世界はその付を払わされることになる。実体経済に戻らざる得ないことは明白だ。こんな夢を見た「来年はギリシャが破綻する。EU諸国に戦慄が走り財政再建一色となり経済は沈滞。アメリカはFRBが機能せず経済は冷え込み格差是正のデモに明け暮れ、第三極が一大勢力になる。中国も農村部の不満が爆発し格差是正運動一色となり労働賃金が上昇し企業の国外脱出がうねりとなる。日本は実体経済が元々強く、更に行政改革と増税が抱き合わせで行われるため国債格付けが上昇し、世界のトップランナーになる。年末頃になると、世界は何故日本だけがうまくいっているのかその理由に気付く。日本独自の農耕民族的な村社会の思いやりこそが、アメリカやアラブや中国の格差是正の基本的な考え方であることを」。この夢はあながち夢でもあるまい。
29日 12月 2011
大手企業が次々と赤字に転落している。長引く円高や景気の低迷、東日本大震災、タイの大洪水、EU経済の凋落等々言い訳は色々あるが、パナソニックの赤字は特異的だ。2000年に松下電器産業社長に就任した中村は「破壊と創造」を掲げ華々しく経済界にデビューし、現在でもパナソニックの神的存在だ。ところが経営内容は滅茶苦茶だ。成熟化したテレビ事業への過大投資の判断ミスと減損処理、三洋電機買収の失敗で事業構造改革費用は膨らむ一方だ。中間決算では2011年度は4200億円の赤字に陥ると発表したが、巷では1兆円になるかもしれないと囁かれている。まさに経営トップの判断ミスの賜物だ。松下幸之助は「指導者が備えるべき要件は責任を取ること」と言っているが、中村会長には辞任の素振りが見られない。ひょっとすると中村は幸之助超えを果たしたと勘違いしているのかもしれない。裸の王様はいつの世でも笑い者になる。
28日 12月 2011
福島原発事故調査・検証委員会が中間報告を公表した。しかし数か月もかけての結論は、東電が津波対策をとっていなかったこと、国も地震と津波と原発事故が重なることを想定していなかったこと、原子力災害の全体像を誰も見渡せなかったこと、程度の内容のなさだ。こんな内容は事故直後に全国民は知っている。今まで何を調べていたのだろうか。問題の本質は、原発事故の技術的な問題点の指摘と対策、および地震津波対策や想定が何故欠落してしまっていたのかの2点だ。前者は既に大前研一氏が解決済みで電源喪失に尽きるとしている。後者はこの委員会の結論の目玉のはずだが無回答、テストでいえば零点だ。しかも最終結論を提出するのは来夏という流暢さであるから何をや言わんかだ。このブログで以前に指摘(7月14日:失敗学提唱者の大失敗)した通り、福島原発事故調査・検証委員会には発足当時から二つの致命的な欠点があった。メンバーに原子力関係の専門家が含まれていないことと、活動期間が長すぎて結論が出たころには色が褪せ何の役にも立たないだろうことだ。委員会は想定通り最悪の状況で進行している。立ち直す最後のチャンスは大震災が発生した日までに、原子力ムラを含めた問題点と真の原因を掘り下げることだ。委員に正月休みはない。
27日 12月 2011
最近やたらと「自炊」の文字が目につく。自分にとって「自炊」とは独り料理のことをいう。単身赴任生活時代、寮には付属の食堂はあったが一度も利用せずに自炊した。単赴生活だと四六時中仕事のことばかりを考えていて頭の切り替えが難しい。料理をする時は霧が晴れるように仕事のことが頭の中から消えて行くリフレッシュ効果があることを発見し自炊を貫いた。ところが最近の「自炊」とは料理ではなく、本のデータ化を指すらしい。本の背表紙を裁断しバラバラにした頁をスキャナーでデータ化しファイルとして保存する。この作業は個人には面倒なので自炊代行業者に頼むケースが多くなる。最近多くの著名作家らが自炊代行業者に対し、作品の複製権を侵害しないよう行為の差し止め請求訴訟を起こしたとのこと。提訴理由は、著作権法違反。著作権法では使用する者が私用目的で複製することが認められているが、代行業者は「使用する者」ではないかららしい。的の外れた提訴だ。代行業者は使用者に代行を依頼されているから使用者に含まれ、従って違法性がないのは明白。自分が推測するに多分作家らは「本」と「文」とは同じものではないと言いたいのではなのだろうか。おそらく作家は、「本」とは作家の文章だけでなく編集者やデザイナーや装丁や印刷する人を総合して出来た一つの作品と見ているのであろう。だから文章だけを抜き出すデータ化が作品を破壊しているように思えるのだろう。しかし日本の家は狭く本の置き場もあまりない。溜まると捨てられる運命にもある。データ化は便利だ。コンパクトにもなるし軽くて持ち運び易く保存性も高い。時代の流れでもある。読者から見ると「本」の価値は大部分が文章であり、それ以外の比重は極めて小さい。「本」の価値観について、作家らが読者に近づくことが時代の流れといえるだろう。料理も本も自炊がよいと思う。
26日 12月 2011
2002年/2008年比でみると、大学教員の研究時間が11%減り、教育の下準備が5%社会サービスが5%増えたとのこと。大学とは、学術の中心として広く知識を授け深く専門の学芸を教授・研究するための学校だ。しかしながら現実は、大学教員が本来やるべき研究が疎かになり、高校の学習内容の補習や市民講座に時間をとられているため論文数が伸び悩んでいるという構図らしい。広く知識を授けるためには高校のオサライが必要で、浅い専門の市民講座に汗を流しているため、研究の質が低下している。これではスパイラルに質が低下していくだけだ。まずは第一に研究の質を上げる努力をするべきだ。そのためには高校のオサライは自助努力に任せるとか、手間のかからない市民講座に衣替えするとか、どこかで悪循環を断ち切る必要がある。特に来年は団塊の世代が65歳になるので、勉強好きで時持ちの彼らが大挙して市民講座に押し寄せる可能性は高い。敷居の低い開かれた教える市民講座よりも、レベルの高い研究を目指した講座作りが必要だと思う。
25日 12月 2011
沖縄振興予算が500億円も異例に増額し3000億円になることを首相が仲井真知事に報告した。しかもその半分は沖縄が自由に使える一括交付金。政府は沖縄県の要望に満額回答し、知事は環境影響評価書の提出を容認することにした。自民時代の悪習である「沖縄のゴネ得」を前原政調会長が更に増長させてしまった。知事はしたり顔で「沖縄振興と普天間移設は直接関係ない」と次なる金せびりの布石を抜かりなく打っていた。沖縄がゴネると金で済ます仕組みを止めないと普天間問題は何時まで経っても解決しない。普天間住民は沖縄首長等にとって金を生み出す人質のようなものだ。沖縄問題の最大の被害者は普天間住民で、住民を苦しめている真犯人は沖縄首長等だということを沖縄県民は理解すべきだ。このままでは普天間が移設することは永久にないと思う。
24日 12月 2011
民主党の理念「コンクリートから人へ」を象徴する八ツ場ダム中止の建設再開が決まった。子ども手当、高速道路無料化、年金改革、衆院議員の定数削減等々ことごとく政権公約の目玉は撤回されてしまった。小沢グループ等は、公約違反しては国民の支持は得られないと反対しているが、果たしてそうだろうか。自民から民主に政権交代した要因は、決して民主の政権公約の実現ではなく、体たらくな自民の利権構造の遮断にあった。自民の利権は断ち切れそうだが民主の利権が生まれつつあるのは残念だ。そもそも国民はハナから民主の公約など信じていない。民主は一刻も早く政権公約の呪縛から解放されるべきだ。政権公約がこれほどことごとく撤回された理由は、民主の政権公約が野党しか経験したことがない政党によって作成されたためだ。家庭の事情が分からない者が外から見て最適解を見い出せるはずがない。今家庭の事情を知った民主は全てをサラにして政権公約を練り直すべきだ。民主の公約不履行を質す方法は衆院解散総選挙しかない。次回の総選挙で真面な政権公約を打ち出せるかが、二大政党制が根付くかあだ花に終わるかの分水嶺にあるような気がする。
23日 12月 2011
英科学雑誌ネイチャーでは2011年に科学研究に大きな影響を及ぼした話題の10人を選び「Nature’s...
22日 12月 2011
著作権法違反ほう助罪に問われていたWinny開発者の無罪が確定した。最高裁の正しい判断だと思う。しかしWinnyは使い方によっては大変迷惑な代物だ。以前友人のパソコンからWinnyを通して自分のメールアドレスが流出したことがある。それ以来現在も迷惑メールが舞い込み続けている。スパムメールはプロバイダー側でかなりカット出来るが、すり抜けてくるものも多い。受信した迷惑メールはその都度受信拒否に設定しているがその数は千を超えそうな状況で被害を被っている。この裁判は1審有罪、2審無罪、最高裁無罪と変遷した。Winnyはファイル共有ソフトであり、適法にも違法にも利用出来る中立価値の道具だ。これを違法とするなら、オリンパスの内視鏡開発者も罪に問われることになる。内視鏡は医学分野で有効に使われているが、ノゾキの道具としても使うことは可能だ。内視鏡とWinnyは同じような位置づけだ。Winny開発者の罪を問うほうが非常識と思う。問題はWinnyそのものではなく、使い方にある。インターネット関係の法整備が求められている。

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