少し早い初夢

現代社会で初めてバブル経済が破綻したのが20年前の日本。その後世界のあちこちでバブルは弾けつつある。日本の土地バブル破綻が一番目とすれば、アメリカのリーマンショックが二番目で三番目は間違いなくユーロ破綻だ。既にレバレッジによる金融経済は終焉を迎えつつある。今後10年以上全世界はその付を払わされることになる。実体経済に戻らざる得ないことは明白だ。こんな夢を見た「来年はギリシャが破綻する。EU諸国に戦慄が走り財政再建一色となり経済は沈滞。アメリカはFRBが機能せず経済は冷え込み格差是正のデモに明け暮れ、第三極が一大勢力になる。中国も農村部の不満が爆発し格差是正運動一色となり労働賃金が上昇し企業の国外脱出がうねりとなる。日本は実体経済が元々強く、更に行政改革と増税が抱き合わせで行われるため国債格付けが上昇し、世界のトップランナーになる。年末頃になると、世界は何故日本だけがうまくいっているのかその理由に気付く。日本独自の農耕民族的な村社会の思いやりこそが、アメリカやアラブや中国の格差是正の基本的な考え方であることを」。この夢はあながち夢でもあるまい。