トランプが、日本に30~35%の関税をかけると豹変した要因は「目には目を、脅しには脅しを」に書いた通りだ。豹変の要因は、もう1つありそうだ。フェンタニルだ。中国国有企業が日本経由で米国にフェンタニルを密かに輸出していたのだ。フェンタニルは、ヘロインの50倍、モルヒネの80~100倍の強度を持ち鎮痛剤として使われているが、麻薬としても使われている。特に米国では深刻な状況にある。トランプが敵視しているのは、中国、メキシコ、カナダだ。トランプから見れば、そこに日本も加わったのだ。中国との関税は30%だが、内20%はフェンタニル密輸に対する制裁だ。トランプは、日本も同罪と見做し、20%を上乗せすると決断したのだろう。フェンタニル撲滅は、トランプの目玉政策の1つだ。だが、石破の頭の中は、2万円か減税かしか無い。井の中の蛙大海を知らず。30~35%の関税は、石破の失策としか言い様がない。
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