許せない人、救済すべき人

こ奴は許せない。去年末、当て逃げして書類送検されたが号泣記者会見で、3月に不起訴処分になったノンスタ井上だ。ノンスタの事故内容とその時の心情の移ろいは想像し易くこのブログ「不自然な涙」に書いた。当て逃げ事故を起こし、3か月間の謹慎をしていたノンスタ井上が復帰して1か月になる。号泣と3か月の謹慎が功を奏し順調に仕事を熟しているという。相棒の石田は、とにかく謹慎中1人で頑張って井上の復帰を待っている姿が好感されている。万々歳のように思われるが、問題は事故当時に同乗していた人物。井上とは同期のスーパーマラドーナの武智。武智は事故後、マスコミに直撃会見されたが、無言でその場を離れた。事故直前にM1グランプリ2016で3位になっていたスーパーマラドーナ武智へのオファーはこれを契機に激減してしまった。では、井上の当て逃げ事故の時、車内では何が起きていたのだろう。想像に難くない。極めて単純に思える。井上も武智も衝突した時、先ずは我が身の安全を思ったに違いない。次の瞬間、井上は咄嗟に逃げようと思った。この時運転をしていない武智は、井上に逃げずに負傷者を救出すべきだと言った。だが井上は「お前は同期だろ、俺の足を引っ張るのか」と言い現場を逃げることにした。その後、井上と武智は話をしていない。そして、井上の号泣会見に続く。今、井上がすべきことは武智の救済だ。だが、井上にとって武智を救済するには問題がある。今までの言い訳を訂正しなければならない。井上にとって、仲間を救済するか、見殺しにするか、それが問題のようだ。答えは決まっている。救済すべきだ。しなければ、一生苦しみを負うことになる。これを題材に吉本のよしみで又吉さんが小説にしてくれると良いのだが。