不自然な涙

昨年末運転中に衝突しタクシー運転手に怪我を負わせた上逃走したとして、ひき逃げと過失傷害容疑で書類送検されたお笑い芸人ノンスタ井上が不起訴処分となり、記者会見が開かれた。被害の相手運転手はねん挫で全治2週間のけが。でもどういう訳かマスコミは好意的だ。今日の井上は涙ながらの会見だったが、その涙は極めて不自然に見えた。何故泣いているのだろうかと疑念が湧いてきた。事故当時、井上は「タクシーの前に入ろうとしてぶつかった。事故を起こしたことを世間に知られたら大変になると思った」と話している。だが、その後吉本事務所が間に入るとすぐに内容が変わった。「触れた感覚はあったが、問題もなさそうなので、そのまま帰宅すると、車が破損しており、そこで警察に連絡した」という供述になった。相手に2週間もの怪我を負わせる事故なのに、触れたという感覚は全く不自然だ。自分は停車中の車のサイドミラーに、自分が運転する車のサイドミラーを接触させた経験がある。壊れなかったが、大きな衝撃だった。サイドミラー同士の接触でも驚くほどの衝撃なのに、車本体同士がぶつかれば触れたという感覚でいられるはずがない。明らかにひき逃げと過失傷害だと思う。何故不起訴処分になったのか極めて不思議だ。井上は謝罪会見でも「触れた感覚はあったが」と言い張っている。実際は逃げたのに、全く反省していない。あの涙は「逃げた」ことを隠すカモフラージュに違いないと確信した。