カテゴリ:201306



30日 6月 2013
昨日はカミサンの高校時代の友達の女子会旅行があり、自分はフリー。久々のフリーが嬉しくて普段は出来ないことをしようと思った。常々一度は行ってみたい焼き鳥屋があった。焼き鳥屋など学生時代以来殆んど行ったことが無い。意を決して入ってみた。多分親爺ばかりの巣窟だろうと推測していた。ところがギッチョン、僅かに親爺はいるが親子連れや女性同士が多いことにビックリ。何より活気があることに驚いた。備長炭使用店の看板通り備長炭を使っており、まさに看板に偽りはなかった。その備長炭の焼き手の前のカウンターに陣取り、焼き鳥とビールを堪能しながら、焼き手の一挙手一投足を観察した。指に包帯を巻き、腕には油が飛んでいる。額に汗をかき眼には保護眼鏡。一心不乱に焼いている。今流行りのブラック企業なのかと思ったがそれとは違う。焼きすぎたものは捨てて焼き直し、部分的に焦げたところはこまめにハサミでカット。仕事が繊細なのだ。仕事に没頭している。その姿勢がリピートしたい気にさせた。景気とはこういう人が原動力になり上向いていくものだろうと思う。掛け声だけのアベノミクスでは景気が向上するはずがないとも思った束の間のフリーな一日であった。
29日 6月 2013
関東大震災を挟み、凌雲閣は倒れ松坂屋は建った。その松坂屋が取り壊されることになったとのこと。松屋や三越よりも一足早く開店し当時は西洋化の象徴であったらしい。百貨店としては初めて履物を脱がずに土足で入れるようにし、エレベーターの導入も初めて。屋上には動物園まであった。自分が初めて行った50年前頃でも松坂屋には勢いがあったように記憶している。去年の春頃銀座のフェルメール展を観た後に偶々松坂屋に寄ったことがある。店内は中国人観光客相手に改装されていて昔の面影はなかった。日本人の足が遠のいた松坂屋が生き延びるため、中国人相手の商売に方針を大転換しそれに賭けたことがヒシヒシと伝わってきた。その後尖閣諸島国有化により中国人観光客が激減したので、松坂屋が潰れるのは時間の問題と思っていた。元々建て替えは遅きに失したように思う。銀座は今でも一等地。後ろ向きな需要を拾うのではなく、前向きな需要を求めるべきだったはずだ。再開発によるニュー銀座を計画していれば、人の流れを引き戻していたかもしれない。間違っても今の松坂屋を模した建物を建てるべきではない。魅力のあるニューコンセプトが必要だと思う。
28日 6月 2013
いろはに金平糖、金平糖は甘い(中略)光るは親父のハゲ頭。これは自分が小学校に入るか入らないかの60年前頃に東京で流行っていた童歌だ。まだ幼かったので、最後のハゲ頭まで辿り着けると、とても嬉しかったことを思い出す。今でも暗記しており懐かしさを感じる。「いろは」と「ハゲ頭」の間には「高いはジュウニカイ、ジュウニカイは怖い」というフレーズがある。父や兄が「ジュウニカイは怖いよ~」と自分を怖がらせたが、当時はジュウニカイが何なのかは分からなかった。大人になってジュウニカイとは浅草の十二階であることを知った。関東大震災で崩れその後取り壊された十二階建ての凌雲閣だ。近代高層建築の先駆けで、浅草のシンボル、日本初のエレベーターが設置されたことでも有名だ。その凌雲閣が来夏復活するという。浅草六区のほぼ同じ所に同じ高さのものを建てるとのこと。凌雲閣とは「雲を凌ぐほど高い」という意味で名付けられたが、今時12階建てビルは高層ビルとは言い難い。高さだけでいうとその名はチグハグだが、外観は明治当時を再現するらしい。90歳以下の人は誰も見たことが無い十二階は、きっと誰の目にも荘厳な超高層建築に見えるに違いない。またまた浅草に名所が増えそうだ。
27日 6月 2013
ウィンブルドンで異変が起きている。ナダルが1回戦で敗退し、2回戦ではフェデラーとシャラポアも敗れた。異変はそれだけではない。アザレンカやツォンガなど転んで棄権する選手が多い。棄権した選手はコートが滑り易いと言い、クラブ側は例年と同じ基準で仕上げてあると言う。異変の原因は2つ考えられる。一つは、常勝の覇者も峠を越え世代交代の時期に来たのかもしれない。錦織が世界ランク11位になったのはそれを裏付けているようにも見える。もう一つは、プロ野球の統一球のように、クラブ側が試合を面白くするために勝手に基準を変えてしまったが、何も変えていないと白を切っているのかもしれない。但し統一球問題とは質が違う。テニスコートには、芝生、オムニ、クレー、ハードと色々ある。芝生の基準が多少変わろうが、芝生は芝生だ。もしかしたら常勝選手は慣れに溺れてしまったのかもしれない。何れにしろ環境に順応出来た実力者が優勝することになる。それが覇者というものだろう。
26日 6月 2013
梅雨の最中ではあるが、久々にゴルフに行ってきた。このところ週1程度は練習場に行くようになり100切も目前と思っていた。自称晴れ女だと言う若い女性が2名も一緒だったので、雨は降らないものと信じていた。今にも泣き出しそうな空だったが、OUT8番まではなんとかもち9番でとうとう降り出した。OUTは50で回ることが出来たので、IN次第では100切のチャンスが出てきた。昼食時に土砂降りとなり、INもその中をスタートした。それでも15番まではいいペースで来た。だが16番から悪夢が始まった。雨は土砂降り、グリップが滑るし、体中びしょ濡れで集中出来ない。ティーショットでチョロ、バンカーで大叩き、フェアウェイでトップ等ミスのオンパレードで大崩。上がってみれば111で何時ものスコアだ。100切の目標はまた遠のいてしまった。土砂降りの悪コンディションで、目標も達成出来なかったが、楽しいゴルフだった。次回の100切を目指しまた練習に励むことにした。
25日 6月 2013
最近メールがとんでもなく遅く着信することがある。どうやらLTE障害のようだ。携帯の通信各社が顧客争奪に鎬を削っている。高速通信サービスのインフラを整える前に、身の丈以上の多量の顧客を獲得したので通信網がパンクした。競争することは良い事だが、顧客の迷惑をも顧みず、背伸びをした誇大広告はいただけない。顧客獲得のために高速通信エリアを偽り消費者庁に怒られたKDDI。通信速度は各社同レベルなのに、わが社が1番だと宣伝して不興をかったSB。通信障害は確信犯的行為の結果だ。通信業界全体の信用が低下している。だがこの現象は通信業界だけではない。自動車業界も同様だ。低燃費が売り物のハイブリッド車や軽自動車のカタログ燃費と実燃費との乖離が大きく、新車を購入したユーザーの不満が多い。日本自動車工業会が調査した結果、カタログ値に較べ平均で約3割低かったとのこと。自動車の燃費は、加減速や温度や道路状況にも影響を受けるが、カタログ値と大きく乖離している理由は、エアコンやランプやワイパー等の電装品の有無にあるとのこと。電装品が装備されていない自動車など誰も買わない。買わない自動車の性能を売り物にするのは詐欺行為だ。通信業界も自動車業界も「赤信号皆で渡れば怖くない」病に罹っている。情けないことだ。
24日 6月 2013
IAEAも福島原発の汚染水処理が焦眉の急と指摘しているが、一向に進展がないばかりか新たな問題が次から次へと噴出している。阿武隈水系の地下水が流れ込んでいるため汚染水が毎日400トンのペースで増えている。先日地下トンネルにある超高濃度のセシウム汚染水が海に漏れ出した。今度は高濃度トリチウムも漏れ出した。ストロンチウムを含む汚染水が30万トンタンクに貯められている。もう置き場はない。地下には超高濃度汚染水が9万トン。いま試運転中の放射能浄化装置ではトリチウムは除去出来ない。これ程の深刻な事態であるのに、経産省は汚染水処理対策委員会なるものを月に2回しか開かない流暢さ。放射能汚染水処理は東電だけに任せておいてはいけない。国が専任の責任者と予算を手当てし、国の総力を挙げて解決すべき問題だ。今のままダラダラした対処が続けば、その内日本近海の魚介は全て汚染されてしまうかもしれない。気が付いた時では遅すぎる。国の危機管理機構が機能していない。
23日 6月 2013
ニュースには良し悪しがある。今朝8時から放映されるコンフェデ杯対メキシコ戦を観ることを楽しみにしていたが、直前のニュースで結果が流れた。夕方放送の女子ゴルフも観る前に結果が分かってしまった。当然興味が無くなり両方とも観なかった。それに較べNHKの日本ゴルフツアー選手権は良かった。LIVEなのだ。ハラハラドキドキした。スポーツの醍醐味を堪能した。初めはニュースが悪者だと思っていた。こんな情報は流すなと。しかし良く考えてみるとニュースに罪はない。事実を速報するのがニュースの本来の使命なのだから。人の楽しみを奪う輩は誰なのだろうかと更に考えてみた。よくよく考えると犯人がいた。真犯人は録画放送だ。録画は録画で良い所もある。しかしスポーツなどの先の展開が分からないものについての録画はいただけない。結果が先に分かってしまえば、興味半減というよりは興味が潰滅してしまう。聞くところによると、スポーツ番組を録画放送させているのは開催スポンサーとのこと。ハラハラドキドキの好きな人が増えれば、こんなスポンサーは駆逐出来る。これからは開催スポンサーに注目することにした。ニュースを流す皆さん、悪く言って御免なさい。
22日 6月 2013
何と女姿三四郎が日本バレーボール協会の理事に就任しセクハラ撲滅を担当することになった。女姿三四郎との異名をとるのは、嘗て世界選手権で日本人女性として初めて金メダルを獲得した実績を持つ山口香さん。園田監督の暴力問題で告発した選手のサポート役を引き受け、全日本柔道連盟に風穴を孔けたあの女性だ。当然全日本柔道連盟の理事に選ばれるものと思っていたが、連盟は連盟に楯を突いた山口を重用せず強化委員止まりの扱いにした。山口重用の可否はセクハラパワハラ撲滅の分水嶺と言える。バレーボールは旧態とした体質の改善が進むことに違いない。柔道は長くて暗いトンネルが続くことになる。しかしトンネルの出口には山口香という全日本柔道連盟会長が待ち構えているような気がする。
21日 6月 2013
FIFAコンフェデレーションズカップで、日本はイタリアに惜しくも3-4で敗れた。日本は素晴らしいボール捌きで内容的にはイタリアに勝っていたが、勝負に負けた。敗因は前後半終了間際に失点を許したこと。ザッケローニ監督は「ほんのちょっとの実力の違い」と言い、解説者は「メンタルの問題」と言う。敗因は少し違うと思う。嘗て水泳の北島選手が金メダルを獲った時、勝負事は最後の最後が大切だということを習ったからだと言っていたことを思い出した。教えたのは「勝負脳」で有名な林成之日大医学部教授。競泳のゴール寸前で、もうすぐゴールだと思ってしまうと人間は一瞬力が抜けてしまうそうだ。その一瞬がメダルの色を変えてしまうことになるとのこと。選手にとって競泳のゴールは、プールのゴールではなく表彰台をイメージすること。泳ぎ終わっても、まだ競技の途中にあると思うことがコツらしい。来年のワールドカップで日本がベスト4に入るためには林教授からスポーツ医学とスポーツ心理学を今から学ぶ必要がありそうだ。

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