漫画家で霊媒師のたつき諒が書いたベストセラー漫画「私が見た未来」には、7月5日に日本で大災害が起きると描かれている。香港の著名な風水師の発言が噂の拡散に拍車をかけ、航空便が減便し、海外からの旅行客が減る程の騒ぎになった。でも、大災害は起きなかった。7月5日が過ぎてから、野村竜一気象庁長官が「科学に基づかない情報に惑わされないように」と懸念を表明した。はて「科学に基づく情報とは何だろうか」との疑念が湧いた。科学に基づく地震学者らは東日本大震災を予知出来なかった。トカラ列島の連続地震のメカニズムも不明だ。現代科学では、地震予知は不可能なのだ。気象庁長官は、一体何を根拠に科学を信用しろと言うのだろうか。むしろ、7月5日が過ぎて何も起きなかったことを確認した後で、このような発言をすることは、完全に後付けだ。非科学的そのものと言える。霊媒師はピンキリだが、たつき諒は東日本大震災を言い当てた実績がある。風水の起源は殷・周時代で数千年の実績がある。科学一辺倒では目が曇ることもあるはずだ。
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