習近平の第2の失政は

遂に中国BYDが米テスラを超えた。2024年度決算で、売上高はテスラの14.7兆円に対しBYD16.1兆円だった。しかもBYDの純利益は8329億円。BYDはEVの不動の地位を築いたと見える。ところが、JPpressの記事によると、BYDの隠れ債務問題がいよいよ表面化し、第2の不動産最大手・恒大集団になるかもと懸念されているという。中国は、習近平の失政で不動産不況に陥り、経済はドシャブリ状態だ。そこにBYDが追い打ちをかけるかもしれないというのだ。中国では自動車産業全体がEV、新エネ車に全振りしている。自動車産業は長年国家からサポートを得てきたが、特にEVの赤字は非常に深刻な状況にあるという。昨年から走行距離ゼロの新車なのに中古車市場に出回り、EVの価格破壊を引き起こしているのだ。この背後には、補助金目的の中古車売買プラットフォームとディーラーの癒着があるという。新車同然の車が30%から半額で中古市場に出回るので、やがて新車が定価で売れなくなる。BYDは今年になって3回目の値下げを敢行した。BYDの大手ディーラーの店舗が次々と破綻している。中古車の過剰在庫も深刻で、EVの墓場も出現している。BYDのライバル企業の会長は「自動車産業の恒大はすでに出現している、まだはじけていないだけだ」と発言した。習近平の第2の失政が明らかになるのは目前だ。