消えゆくもの。本屋、路線バス、みどりの窓口、里山と鳥、日本人のパスポート保有率と、数え上げたら切りが無い。それぞれ時代を反映している。田舎では乗る人が少ない路線バス、並ぶ必要の無くなったスマホアプリの普及で需要が減ったみどりの窓口、住宅の乱開発で里山が無くなり鳥も激減、内向き指向になって海外に行かなくなった日本人にはパスポート不要、とそれぞれ理由は有るようだ。最近の人は本を読まなくなったという。でも、スマホの絵や文章は一生懸命読んでいる。決して、活字離れが進んでいるとは言えそうもない。だが、本屋が激減しているのは事実。全国で本屋がない自治体は約3割に上る。東京新聞の記事によると「本屋がないなら、本の方から会いに行けばいい」と活動する移動書店があるという。出版不況の時代の新しい本屋の形だ。その名は「移動書店ハリ書房」。ハリ書房は本屋がなくなった地域を中心に、さまざまな場所を訪れて活動している。誕生は2020年。店主は一念発起して「ずっとやりたいと思っていた」書店経営に乗り出した。ハリ書房のハリは、臆病で勇気がなくて何も出来なかった「ハリネズミの願い」に願いを重ねたという。頑張れ!ハリ書房。
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