AIスキル資格を管理職の昇格要件に

日本企業で社員にAIスキルを求める動きが本格化してきた。三菱商事はAIスキル資格の取得を管理職の昇格要件にする。いずれは全社員に資格の取得を義務付けるという。昇格要件にAI資格も求めるのはIT企業以外では珍しい。この動きは三菱商事だけではない。クボタは全社員にAI教育プログラムを組み、サッポロは生成AI研修、キリンは業務特化型生成AI導入、長谷工はCopilot利用促進研修という具合だ。日本企業でのAI活用は遅れている。ある調査によると、日本で生成AIを日常的に業務に利用している人は2~3割で、主要国では最低とのこと。それでも民間企業はマシな方だ。自治体職員は2年で仕事が変わる。でも、その仕事が引き継がれない。新人は、また最初から仕事を始める。継続性が無いから、いつまで立っても進歩しない。でも、生成AIを導入すれば、継続性を維持出来るばかりでなく、効率的な仕事を創造出来る。役所がアッという間に効率化し、活性化するはずだ。自治体こそ、AIスキル資格の取得を管理職の昇格要件にすべきだと切に思う。