子供の教育のため日本に移住する中国人が増えているという。中国では日本以上に受験競争が激化し、多額の教育費をかけて大学を卒業しても就職が難しい現実があり、将来不安が広がっている。日本は中国に比べると競争が厳しくないため、各地の進学塾やインターナショナルスクールに中国人の子供が殺到しているとのこと。親の多くは、経営者向けの経営・管理ビザを取得して来日する。同ビザは資本金500万円以上を用意し、事業所などを確保すれば取得でき、家族も帯同できる。日本のインターナショナルスクールでは中国人が増えている。学費が中国に較べ半額で済み、卒業後は欧米の大学を目指すという。一方、保育園留学も盛んだ。家族で日本に来て、そこで1週間から3ヵ月間、子供を保育園に通わせることが出来るのだ。香港やシンガポールの家族は、自然が多い場所を選ぶ傾向がある。香港では指示待ちの傾向があったが、日本の子供たちは自発的に行動するので、それに感化され自主性が育つという。日本で育った中国人が世界に羽ばたけば、中国そのものも変わってくるかもしれない。
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