住友電気工業会長の松本正義関西経済連合会会長が、関西財界セミナーの記者会見で「建設会社の協会トップが万博を成功させようという気が何処にもない。けしからん」と発言し、非難が殺到している。清水建設会長の宮本洋一日本建設業連合会会長の「海外パビリオン建設について、もうデッドラインは過ぎている」発言を受けて不満をぶちまけた。でも「けしからん」のはどちらの方なのだろう。2023年10~11月、全国建設業協会が1万8000社あまりを対象にした調査で、9割近くが万博の工事に「興味はない」と回答していたことを、NHKが報じている。また、万博建設を請け負っている工事会社も「万博建設が能登復旧の妨げになっている」と言っている。元々国民の大半は万博開催に反対している。しかし、松本会長は会場建設費が倍増してしまったことについて「経済界は精いっぱいやってきたので、赤字は政府に投げるべきだ」とふざけたことを言っている。更に、建設費赤字報道について「万博協会の情報を出すタイミングが悪かった」と非難した。でも、松本正義関西経済連合会会長は万博協会副会長でもある。ひょっとすると、万博協会でもお飾りの副会長なのかもしれない。全くけしからん。
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