電動キックボード事故の隠れた犯人は

3日に名古屋市内で電動キックボードを運転し、ひき逃げ事故を起こした男が捕まった。被害者は鎖骨を折るなど大けがをしたが、うずくまる被害者を放置して逃げ去る姿がテレビ放映されていた。犯人は、無免許だったが「無免許で乗れると思っていた」と言っている。去年の7月に道交法が改正され、要件を満たす電動キックボードは無免許、ヘルメット無しで運転出来るようになった。だが、その後電動キックボードの事故が頻発しているのが現状だ。電動キックボードは、年齢:16歳以上、最高速度:20km/h以下、定格出力:0.6kW以下、車体の大きさ:長さ1.9m以下、幅0.6m以下等の要件を満たせば、無免許で運転出来るのだ。最高速度が20km/h以上出るものは免許が必要となり、境が曖昧だ。電動キックボードは海外で重宝されて流行っているが、元々道路事情の悪い日本では極めて問題の多い代物だ。でも何故日本で許可されたのだろうか。裏にはMaaS議員連盟マイクロモビリティPTという国会議員たちがいた。座長は統一教会の問題で経済再生担当大臣を辞任した山際大志郎で、バックには当時の甘利自民党幹事長が控えていたのだ。本来、警察庁長官は、自転車すら規制に手を焼いているのだから、決して首を縦に振るべきではなかったのに振ってしまった。国民の安全を守るべき警察が、国会議員に屈してしまったのだ。電動キックボード事故頻発は、国会議員と警察庁長官の犯罪とも言えそうだ。