時代は上司選択制に

目出度く入社出来たからといって、最適な上司に巡り会えるという訳でもない。会社生活では、どの上司に付くかで、仕事への熱意や会社への愛着度合いが変わってくるものだ。日本の殆どの会社では、部下は上司を選べないのが常識だ。無能な上司に付いてしまえば、本人が如何に頑張っても大幅減点の評価をされてしまうのが落ちだ。日経ビジネスの記事「上司選択制で離職率10%→1% (ウマが合わない)解消で愛社精神育む」が目に留まった。以下その内容。ある退職者の「上司とウマが合わなかった」という声をきっかけに、部下が上司を選べる上司選択制度を導入した企業がある。ある構造設計会社が上司選択制度を導入した結果、離職率が激減したばかりか、若手が萎縮せずに、自分の考えを示せるようになったとのこと。上司と部下のウマが合うような仕組みを作ったのだ。GEのジャック・ウェルチは「従業員エンゲージメントを何よりも優先しろ」と説いた。従業員エンゲージメントとは、会社・職場に対する信頼や貢献意識、愛着度合いのこと。つまり、会社との繋がりの強さなのだ。この構造設計会社は上司選択制度を導入したことにより、従業員エンゲージメントを高めることが出来たということだ。