国会でのスマホ使用の是非

河野デジタル相が、参院予算委員会でスマホを見ながら答弁したことが物議を醸している。予算委員長から禁止事項だとして注意を受け、謝罪した。何か変だ。2点について、違和感を覚えた。1つは、紙を見るのはOKなのに、何故スマホだといけないのかということ。かつての菅前首相もそうだったが、岸田首相も必ず官僚が作成した紙を見ながらしか答弁が出来ない。いや単に朗読しているだけだ。最近の政治家は自分の言葉で意見を発することが苦手だ。説得力こそ政治家の真髄なのに、金勘定ばかり上手くなって、肝心の口が使えない。これだけで既に政治家失格といえる。もう1つは、iPadはOKなのにスマホは禁止されていること。禁止された理由は、会議中にスマホで遊ぶ議員が絶えなかったからだ。実に情けない限りだ。もうそろそろ、答弁にはスマホの使用を解禁したらどうだろうか。もし、国会議員に真面な見識があれば、解禁した方が良いと思う。しかし、残念ながら、真面な見識を持つ国会議員は稀有だ。わんぱく小僧に棒を持たせないように、国会議員にはスマホを使わせない方が賢明である時代は少しも変わっていない。