岸田ブレーンのすげ替えを

高橋洋一嘉悦大教授が、岸田の所得税減税を批判している。岸田は、6兆円の税収増を国民に還元するため、来年6月に所得税減税をすると表明した。だが、財務相は既に使い切ってしまったとハシゴを外した。高橋曰く。岸田の減税論には2つの問題点がある。1つは、実施時期が遅いこと。もう1つは、規模が小さいことだ、と言う。財源は50兆円もあるのにと言う。過去2年分の補正予算からの税収の上振れと、今年度の予想できる上振れ。また、過年度分の経済対策の余り。それに外為特会を合わせると50兆円ぐらいになると言う。特に外為特会だけで30兆円もあるのだ。なぜ、これを吐き出さないのか不思議だと指摘する。来年度に実施するとなると、今年度の円安効果は反映されず、高々3兆円規模になってしまう。逆に、外為特会の差益分を使えば、今年中に全国民に数十兆円規模の給付が出来るのだ、と言う。岸田のブレーンには、週刊誌ネタの木原しかいない。高橋教授を木原の替わりにすげ替えれば、岸田政権の支持率も再浮上するかもしれないと思うのだが。