嗚呼、渋谷ハロウィン

「渋谷には来ないで」の呼びかけが功を奏し、ハロウィンの人出が3割減り、大きなトラブルも生じなかったとのこと。でも、その呼びかけは正解だったのだろうか。自分は個人的に、日本のハロウィンは馬鹿げた行事だと思っている。でも、日本にクリスマスが定着したことを考えれば、ハロウィンも同列だから、許容されるべきものだとも思う。結局今年の渋谷は「渋谷には来ないで」で地味なものになった。折角若者たちが喜んでいたのに、火を消してしまったと感じた。渋谷にはもっと適切な対処があったように思う。トラブルを未然に防ぐのは当然だが、例えば、新宿や池袋でもハロウィンを行なうよう連携し、人出の分散化を図れば良かったはずだ。昔は町村の祭りが若者のエネルギーを発散させた。若者にとっては、その祭りがハロウィンに置き換わっているのだ。神輿を静かに担げなどと言うのは有り得ない。同様に仮装もせずに静かに歩けも有り得ない。渋谷区長は再考すべきだと思う。