高飛車な日本のスポーツ協会

日本バスケットボール協会の男子代表強化検討委員会が「国内選手には日本代表招集を辞退する拒否権は無い」との方針を示した。引退を含め招集を辞退した場合、理由に関わらず代表活動期間は公式戦に出場できない罰則を設けたとのこと。バスケットボール協会は、えらく高飛車だ。有名選手は反発している。千葉ジェッツの富樫選手は「何故引退まで含めるのか。一度辞退してもその時のヘッドコーチが決めれば良い。気持ちがない選手を無理やり招集してなにになるんだろう」と疑問を呈している。元日本代表の岡田選手も「日の丸を背負いたい意志のある選手だけでやるべきだ」と主張している。NBAサンズの渡辺選手は「国内選手限定ってどゆこと」と、国内選手を慮っている。一方、女子プロゴルフでも出場義務に違反すると100万円の罰金が課せられる。毎週大会が行なわれるので優秀な女子プロゴルフ選手ほど過酷な生活を送ることになる。女子プロゴルフ人気を煽る一方で、選手は酷使され疲弊し、世界レベルから遠ざかっていくことになる。日本のスポーツ協会は、選手が世界レベルの実力を得るために何が出来るかを考えるべきだと思う。