1日の時間あれこれ

1日は24時間と決まっている。でも、高校時代の受験勉強中には25時間であったらいいのにと思ったものだ。ところが、長いスパンでみればあり得ることのようだ。地球の1日は長くなっている。月の引力が地球の海を引っ張り、長い時間をかけて自転を遅くしているため、2億年後には1日の長さが25時間になるはずだという。地球の1日はバリアブルだ。45億年前に地球が生まれた時、月は今よりずっと地球に近くに存在し、地球の1日は約10時間だった。その後14億年間は19.5時間になった。月が地球の海を引っ張り、その結果できた海の膨らみが摩擦を起こして自転を遅くする。一方太陽は大気潮汐を引き起こし同じような膨らみを作るが、自転を早める作用があるという。約6億年前に月による海の潮汐と太陽による空気の潮汐との自然共鳴が無かったら、1日は60時間になっていたと推測されている。1日が60時間もあったら身が持たない。やはり生活するには24時間が最適のようだ。