嗚呼、ビッグモーター

「♪クルマを売るなら~・6年連続買取台数日本一」を謳い文句にしているビッグモーターの不正行為が止まらない。ビッグモーターの従業員が、損害保険会社に保険金を水増し請求するため、客から修理を依頼された車を故意に傷つけていたという。保険金不正請求は5年以上前から全国的に行なわれていた可能性が高く、その数は保険申請件数の4割に達するというから開いた口が塞がらない。ゴルフボールを靴下に入れて車体を叩いたり、ドライバーで傷つけたり、タイやに穴を開けたり、オイル交換はしたテイでいいと、悪事の限りをし放題だ。調査報告書によると、2018年ごろから板金や塗装部門の元本部長が、修理の工賃や部品から得る粗利の合計金額を上げるよう、各工場長に要求。工場長や複数の従業員がそれに従い、故意に車を傷つけて、修理代を水増し請求する不正行為に加担していたという。元本部長は行為を認めており、理由は「営業ノルマ」だったという。これは、行き過ぎた営業ではなく、器物損壊や詐欺罪と言える。会社のブレーキも壊れてしまっている。止まらないのは悪事ばかりではない。テレビCMも止まらないのだ。佐藤隆太の心境は如何なものだろうか。