自、公、立、維、国が「群雄割拠の時代に」と指摘したが、あえて共産を除いた。それには理由がある。共産の凋落ぶりが著しく、近い将来共産は社民と同様に日本政治への影響力が限りなくゼロになると思ったからだ。党員数は50万人(1990年)から27万人(2020年)と半減し、1980年に355万部あった赤旗の部数は3分の1以下に減った。さらに一昨年の総選挙で衆議院は12議席を10議席に、昨年の参議院選挙は改選6議席を4議席に減らした。かつて2000年には49人いた国会議員数は、今や21人しかいないのだ。その凋落の原因は何なのだろう。間違いなく、不破哲三と志位和夫が40年以上も絶対権力を持って党を牛耳ってきたからだ。共産はヒエラルキーそのもの。下部の意見は通らない。先日も、京都に強固な共産党支持層を作り上げ、その手腕から「京都に鈴木あり」と畏敬の念を持つ鈴木が、志位委員長の辞任を求めたため除名された。「シン・日本共産党宣言」で、党首公選制を主張したベテラン党員も除名された。そうかと言って、志位には共産を建て直す手立てが無い。不破・志位体制が続く限り凋落は続いていく。
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