群雄割拠の時代に

公明党が、東京では自民党の候補者に推薦を出さない方針だと表明した。小選挙区が10増10減になり、公明党は選挙区の数が5つ増える東京で積極的に候補者を擁立する構えだった。ところが、10減するのは地方の自民だから、自民は公明の要求を突っぱねた。公明は擁立を断念したが、報復として自民を推薦しないことにした。恐らく、これは東京だけのケースではなく、全国的に広がるに違いない。今まで公明は殆どの政策で自民の言いなりだった。以前の公明の平和主義は泥にまみれてしまった。連立の価値は無くなっている。公明は自民の一亜流のまま進めば、支持率は下がる一方だ。しかも、維新が野党第1党になるというよりは、公明に替わり自民の亜流になろうとしている。まさに正念場だ。でももし、公明の協力が得られなければ、自民は50~60議席を減らすと言われている。自民も弱体化するのだ。一方野党も混乱している。泉立民代表は次期衆院選では共産との選挙協力を否定した。玉木国民代表は、芳野連合会長から立民との候補者調整を要求されたが拒否をした。政界は群雄割拠の時代に突入いようとしている。政治が正常化するのか、はたまた更なる混乱を迎えるのか。論戦が篩いになることを期待したい。