国際刑事裁判所ICCがプーチンに逮捕状を出した。ICCは大量殺戮、人道に対する罪、戦争犯罪、侵略犯罪を対象として、個人の犯罪を裁く刑事司法機構だ。逮捕理由は、プーチンが行なった子供の拉致と強制収容の人道に対する罪だ。ICCには、日本を含め123カ国が加盟しているが、肝心のロシア、中国、米国などは加盟していない。非加盟国には逮捕の権限は無いが、もしプーチンが加盟国に入国すれば逮捕されることになる。今現在プーチンを縛る有効性は無いが、プーチンの行動が限定されるのは間違いない。一方、国家を対象にして同様の犯罪を裁くのが国際司法裁判所ICJだ。ウクライナでは、ロシアによるありとあらゆる戦争犯罪が行なわれている。でも、未だにICJは動かない。動かないからロシアの戦争犯罪は益々エスカレートしている。戦争が終わってから、さて検証を、では遅すぎる。ICJの決断が戦争の早期終結を促すと思うのだが。
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