時代遅れの高野連

第95回記念選抜高校野球大会が開幕した。初戦は東北対山梨学院。初回、1番打者が敵失で出塁。選手はベンチに向かってWBCのヌートバー選手がするペッパーミルのパフォーマンスを行った。WBCでは大流行だ。今では、誰でも何かにつけペッパーミルのパフォーマンスをする。それ程流行っている。当然、若い高校生はノリノリでペッパーミル。ところが、塁審がイチャモンをつけた。一塁塁審が東北監督のところに来て「パフォーマンスはダメです」と注意したとのこと。これに対して東北監督が試合後に炎上覚悟で意見を述べた。「野球をする子が少なくなっている。子ども達が野球を楽しんでいるのに何故大人が止めるのかな。子ども達がもっと楽しく野球が出来ることを考えてほしい」と。東北は監督からのノーサインを徹底している。子ども達に自主的に考えてほしいからだ。その後高野連は「高校野球としては不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」と公式に訳の分からないコメントした。では、ガッツポーズと何が違うのか。ガッツポーズは前からあるが、ペッパーミルは新しいということだけだ。女子差別も然り。時代遅れの高野連が野球振興の足枷になっているのは間違いない。