日韓関係の雪解けか

韓国大統領が12年ぶりに来日した。日韓間でこじれていた元徴用工訴訟問題の解決策として、韓国政府は日本企業の賠償支払いを韓国の財団が肩代わりする案を示した。尹大統領は解決策と言っているが「日本人が韓国人を強制徴用し、不法行為を働いた」という主張を変えているわけではない。韓国側から見れば不満の残る解決策だろうが、韓国最高裁が賠償支払いの判決を下してしまったのだら、最善の解決策だと思う。これに対し、日本国内には、元々韓国の国際法違反だから無視すれば良いという意見もあるが、一方でそれはそれとして一歩前進と考え取り敢えず合意すべきという意見もある。自分は後者の意見に賛成だ。隣り合った民主主義の国同士でいがみ合うことはない。細かいことにはある程度目をつむって、今後の相互発展を目指すべきだと思う。岸田首相は合意に舵を切った。岸田にしては珍しく賢明な決断だったと思う。これを機にシャトル外交が始まれば WIN-WINの関係になる。岸田の金星だ。通算成績1勝10敗といったところか。