今日からコロナ新ルール

今日9月26日から、コロナの全数把握を止め、特定条件の患者の情報だけが提出されることになった。全数把握のデータ入力が、本来の医療活動の妨げになっていたからだ。あの天こ盛りのデータは必要だったのだろうか。そこを簡素化すれば、連続した感染状況の把握が可能だったのではないのだろうか。中途半端なデータ集めが、何の役にも立たない徒労に終わろうとしているようだ。少なくとも、厚労省は総括し反省すべきだと思う。今回の改正で、新型コロナ患者は「リスクが高い人」と「一般の人」の2つに分けられることになった。リスクが高い人の条件は、次の4つだ。65歳以上、症状が重く基礎疾患がある、重症化リスクがあり治療薬や酸素投与の必要がある、妊娠中。リスクが高い人はこれまで通り、発熱外来を窓口にして、健康観察か入院になる。一方「一般の人」は自分で検査し7日間の自宅療養となる。一般の人は、抗原定性検査キットで陽性かどうかを判断し、陽性であれば自治体の「健康フォローアップセンター」に連絡して登録する。もし症状が悪化すれば、健康フォローアップセンターを窓口にして入院を検討する。相変らず、ややこしいルールになっている。西欧では、既に接種の有無やマスクの着用を問わずに入出国が可能になっている。コロナの危険性はインフルエンザよりも低くなっている。日本は、いつまで拘り続けるのだろう。