国葬あれこれ

当初2億6千万円と言っていた国葬費用が、警備費や接遇費などが加わり総額約17億円になる見通しだと、政府が発表した。当初はバイデン、マクロンはもとよりメルケルの出席も見込んでいたが、辞退されてしまった。安倍と仲良さそうに見えたのはトランプとプーチンだ。トランプは尻に火が点いているし、プーチンは政府が断ってしまった。結局海外の重要人物は誰も来ない。安倍の人となりが覗える。国葬には国民の半数以上が反対している。発起人と言われていた岸田も、最近は「国葬をやるなんて、誰が言いだしたんだ」と嘆いているという。我が国を代表する首相も、実は国葬に反対なのだ。まさか国民の意見に日和った訳ではないだろう。麻生副総裁の再々の電話攻勢で、内閣・自民党の合同葬のはずが国葬に変わったという。その麻生は国葬なんて、知らん顔の半兵衛。かくして理由も主体も無く、国葬が行なわれることになる。虎は死して皮を残すという諺がある。では、安倍は何を残したのだろう。モリカケ桜とアベノマスク。アベノミクスという貧富格差拡大と超円安による日本の貧困化を残したのは間違いない。