夜間でも発電する技術

夜間でも発電する技術を豪州と英国の研究チームが開発したとのニュース。太陽光発電は、昼間の日光を基に電力を生成するシステムなので夜間には発電出来ない。ところが、太陽光発電と同じような原理で夜間にも発電出来るという。ずばり赤外線の利用だ。昼間には太陽光が降り注いているが、夜にはこれと同じエネルギーが赤外線として地球から広大な宇宙空間に熱放射されている。この夜に赤外線として大気中に放射される熱エネルギーから変換して電気を発生させるのだという。サーモラジエイティブ・ダイオードという半導体を使用する。現時点での発電量はソーラーパネルの10万分の1程度と非常に小さいが、応用利用は可能だ。例えば、人工心臓の電池。現在は定期的な電池交換が必要で感染のリスクもある。だが、この技術を使えば原理的には体温で充電出来るようになるかもしれない。早期の実用化を願いたい。