子育て環境日本一だが

京都旅行を書いたついでに京都の待機児童の話。全国的に6年前は「日本死ね」が話題になったように待機児童が問題だった。年々保育所の定員数が増え、解消されつつあるようだ。一方で、待機児童は減ったが、保育所に入れず別の手段に頼っている保留児童数は高止まりだ。依然待機児童の問題は解決されていないのが現状だ。だが、京都市では、9年連続で待機児童ゼロが続いている。いまだに待機児童の解消に苦慮する政令指定都市もある中でゼロを積み重ねてきた京都市は「子育て環境日本一」と豪語してきた。ところが、今では保育施設の定員割れが深刻化しているという。全体の6割に当たる257施設で約3千人分の定員割れが生じている。定員数は市の補助と直結している。定員数と一人当たりの補助額は反比例しているので、定員割れは保育所経営への打撃となる。だが、定員数を下げるには要件があり、簡単に下げることが出来ない。京都市は、これから解決策を探るという。まるで日本の明日を見ているようだ。