柵の無さが一条の光明だが

韓国大統領選は0.73%の僅差で、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦が、左派系与党「共に民主党」の李在明にせり勝った。 尹氏の得票率は48・56%で、李氏は47・83%と0・73ポイント差だった。得票数でわずかに約25万票上回っただけだった。国を二分した選挙だったし、国会は左派系が過半数を占めているので、政権運営は容易ならざるを得ないことが推測される。尹氏は公約に、文在寅現大統領の罪を徹底的に追及するとしている。それにしても文在寅の大統領在任5年間は酷かった。文は公約に、強大な大統領権限を縮小する政策を挙げた。ところが、就任するやいなや縮小どころか、強力に権限の拡大を図った。その結果、国内政治と経済はメタメタになり、中国の属国化が進み、北朝鮮にはバカにされ、日韓関係も冷え切ってしまった。史上最悪の大統領と言えるだろう。李明博も朴槿恵も親日家だったが、窮地に追い込まれ反日へと変心した。新大統領となる尹氏は政治経験が無い。検察一筋に送ってきた。柵の無さが一条の光明だが、さて。