現役閣僚も雇用調整助成金を受給

石原伸晃が内閣官房参与就任から、わずか1週間で辞任した。選挙に落ちた「只の人」が税金を蝕む参与になったことも問題だが、60万円の雇用調整助成金を受け取っていたことが最大の問題だ。不自然な受給を説明出来ない証しとしての辞任と見るべきだろう。そもそも、雇用調整助成金は、コロナで収入が減った人を救済するための制度だ。雨が降ろうが槍が降ろうが給与が減らない国会議員が受給出来る制度自体にも問題がある。かつて石原は政治資金で花札やトランプを購入し問題になったことがある。今回の60万円で全自動マージャン台でも買おうとしていたのだろうか。雇用調整助成金を蝕む輩が何と現役閣僚にもいた。大岡環境副大臣だ。大岡は当初返還する理由はないと説明していたが、その後、国民の誤解を招きかねず、速やかに返金するとしたコメントを発表した。でも、このコメントにも間違いがある。国民は決して大岡を誤解していない。過ちを指摘しているのだ。石原も大岡も説明責任を果たすべきだと思う。