空気の存在でしかない国交相

オミクロン株対策のため、国交省が11月29日航空各社に12月中に日本に到着する国際便について新規予約受け付けを見合わせるよう要請した。ところが、政府は3日後に要請を撤回した。これでは日本人が帰国出来なくなるからだ。これまでのコロナ対策の失敗に懲りたからといって、あまりにも杜撰な対策であった。経緯はこのようだ。岸田首相の先取り発言が前提にあった。国交省航空局は首相官邸や国交相らに報告せずに航空各社へ新規予約受け付け停止要請を出した。勿論航空局は対象に日本人が含まれることは十分承知のはずだ。航空各社が受付停止を始めると、即日本人からクレームがついた。それを知って、岸田が慌てて要請を撤回したようだ。問題は斉藤国交相の存在だ。斉藤は何故事前の報告を受けなかったのだろう。いや、受けてはいたが、大事になったので、受けていなかったことにしたのかもしれない。いやいや、受けてはいたが、先の衆院選の有権者買収の公職選挙法違反から免れるため、頭が一杯になっていたため失念したのかもしれない。金で集めた票で当選しても、国交相の斉藤は空気の存在でしかないようだ。