8ヶ月後に拘るのは玉不足のため

日本政府はワクチン3回目接種を「2回目の8ヶ月後」に拘っている。特例として、6ヶ月後接種を認めたのが、クラスターが発生した老人施設だという。でも、クラスターが発生すれば隔離状態になる。その状況下でワクチンを接種するなど有り得ない。実に無責任な机上の計画だと思う。英国、米国、イスラエルの新規感染者発生データから、ワクチンの2回目接種からほぼ6ヶ月後に新規感染者数が増大することが分かっている。まさにこれがエビデンスだ。ところが、政府はエビデンスを無視して8ヶ月後に決定した。でも、国民の前倒し接種の要求は強い。そこで岸田首相は6ヶ月の前倒しの決断を検討すると発表した。あたかも、岸田の決断のように映るが、実態は違う。そもそも、政府が8ヶ月後に拘った理由は、ワクチンの玉不足だ。6ヶ月にすると途中で息切れしてしまう。玉の確保が出来なければ、6ヶ月も絵に描いた餅でしかない。何故、岸田は「玉不足だから」と真実を言わないのだろうか。それを言えば玉不足の責任を追及されるからと考えたに違いない。真実を隠し国民を騙せば、安倍・菅の二の舞になる。何故岸田は分からないのだろう。