中国女子テニス騒動

中国女子テニスの彭帥選手がSNSで、張高麗前副首相に性的関係を強要されたと告白したことが波紋を広げているとのニュース。欧米諸国が批判したので、中国はそれを封じるために、如何にも何事も無かったような映像を流した。欧米は人権問題として捉え北京五輪ボイコットにまで言及するに至った。そこに何故かバッハ五輪会長が登場し、彭帥選手と対話し全く問題ないと言明した。でも、元々バッハは五輪の胴元で開催業者だ。誰もバッハの言うことなど信じない。むしろ、世界はバッハがもみ消しを図っていると疑っている。そして今度は、世界女子テニス協会は「中国はこの問題に信頼できる対処をしていない」などとして、香港を含む中国でのすべての大会を中止すると発表した。更に欧米各国は北京五輪の外交的ボイコットを言い出した。事態は収まる気配が無い。しかし、事の発端は人権問題とされているが、本当にそうだろうか。彭帥選手がSNSで語った内容を確認したのだろうか。文脈からすると彼女は彼を好きなのだ。彼が余りにも身勝手だから自暴自棄になり、自滅を覚悟でSNSに事実をぶっちゃけただけなのだ。中国政府は、初めから個人の問題だとして関与すべきではなかったと思う。なまじ、映像やバッハを持ち出すから大騒ぎになってしまったのだ。中国の報道官は「政治問題にすべきではない」と言っているが、政治問題にしてしまったのは中国自身だと言える。