代表選の裏事情

代表選を制し泉健太が立憲民主党代表の座に就いた。一口に言って、代表選は迫力が無く、候補者の意見も然程違いが無かったので期待は出来ない。。誰が就いても立憲民主の体質は変わらないと思うが、立憲内部には相当蠢きがあったようだ。党内の最大グループがサンクチュアリ。サンクチュアリの創設者は社会党出身の赤松広隆で、枝野前代表も小川候補もメンバーだ。当然サンクチュアリが小川を支持するかと思っていたらそうではない。赤松が小川排除に回り、逢坂を擁立することになった。菅直人元首相のグループ「国のかたち研究会」は西村を推し、旧国民民主党の議員による「新政権研究会」や小沢一郎グループが泉を擁立した。小川は映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で知名度は高くなったが、党内人気は今一。推薦人確保に苦労しているときに、蓮舫が「小川が出ないと党のイメージが悪くなる」からと大串博志に働きかけ、やっと20人が集まった。大串を担ごうとしていた野田元首相や岡田克也は、小川への乗り換えを渋ったという。要するに、新生立憲と言っても、その裏では古狸どもが蠢いているのだ。裏事情を知ると、益々体質が悪化している立憲には消滅の道しか残されていないと思う。