首脳の在任期間と成果

メルケル独首相が退任する。16年に亘り国際舞台で存在感を示した。コロナ禍での国民への自粛呼びかけは胸を打つものがあった。2008年の洞爺湖サミットで初来日した。その数年後、自分は洞爺湖のウインザーホテルに宿泊したことがある。G8首脳が勢揃いし記念写真を撮ったテラスがある。各首脳の立ち位置に名前が記されていた。自分はお気に入りのサルコジ仏大統領の所に、カミサンはメルケルの所に立ち記念写真を撮ったことを思い出す。日本の首相は福田康夫だったが、遠い昔だ。その後、麻生の後に民主党政権となり、日替わり内閣が続いた。安倍政権は7年も続いたが、格差社会と政権の私物化しか残さなかった。一方で日本共産党では志位が何と20年も委員長を続けている。共産党では次期委員長が育たず、志位は独裁者と呼ばれている。共産党の特徴は、トップの権力欲だ。最高幹部には、90歳の浜野、91歳の不破が未だに鎮座している。あと数年すれば、世界歴史遺産に登録されるかもしれない。日本では、首脳は短命では何も出来ないが、長命でも成果を何も残せない。残念。