医療崩壊の阻止を

コロナ感染者数の増加が連日報道されている。GoogleがAIを駆使した日本版COVID-19感染予測 でも、今後増加の一途をたどり12月中旬には新規感染者数が3千人に達すると予測されている。しかし、政府は感染防止を国民に委ね、また他力本願でワクチンを只ひたすらに待っているだけだ。しかもあろうことか、GoToキャンペーンで全国への感染拡大を助長している始末だ。世界と比較すると、日本政府の対応の拙さが明らかになる。米国の新規感染者数は20万人で、日本は2桁も少ない2千人だ。でも、米国は医療崩壊していないが、日本の札幌ではすでに医療崩壊の危機が叫ばれている。2桁も少ないのに、医療崩壊寸前という日本の医療体制が最大の問題と言える。菅首相と赤羽国交相は頑なにGoToキャンペーンを中断しようとしないし、西村コロナ相はただ感染防止を訴えているだけ。決して、医療崩壊を阻止する政策は口に出さない。隠す必要も無いから、政策など無いということなのだろう。更に問題なのはマスコミの政権への忖度だ。マスコミは、いの一番に医療体制の整備を訴えるべきなのに、どのテレビ局も感染者数だけを取り上げている。医療崩壊による死者は、政府とマスコミの犠牲者と言われることになりそうだ。