近くて遠かった茨城県が

都道府県の魅力度ランキングで茨城県が最下位を脱出したとのニュース。7年連続で最下位47位だった茨城県が42位に浮上した。都道府県の魅力度ランキングは毎年ブランド総合研究所が発表している。数万人を対象にして、提示した都道府県について5段階で評価してもらう。上位の高評価の割合を用いて、魅力度=100点*とても魅力的回答者割合+50点*やや魅力的回答者割合、で算出する。ブランド総合研究所は躍進した要因を、新型コロナウイルスの流行や自治体の取り組みと指摘している。新型コロナの影響で遠出をせず自宅で食事する機会が増えたため野菜や果物などを買う際に茨城産を意識する機会が増えたことや、ドラマやアニメなどを通して茨城県に接した人が多かったからと推定している。またリモートワークで住居を水戸に移す動きもあった。情報発信のやり方も効果があったという。今までは一方的な情報発信だったが、バーチャルユーチューバーを誕生させ、双方向の対話型にした。これに若者が食いつき再生回数が飛躍的に伸びたという。どうやら、県の魅力を発信するには一方的な宣伝ではなく、身近に感じさせることがポイントのようだ。近くて遠かった茨城県が近づきつつあるようだ。