暴露本は語る

トランプ暴露本が面白い。就任直後に、炎と怒りFire and Furyから始まり、錯乱状態Unhinged、恐怖Fearへと続いた。そして圧巻は、今度のボルトンの回顧録The Room Where It Happenedだ。回顧録は明日発売されるが、既に内容は公表されている。トランプは回顧録出版の差し止めを請求したが、司法は許可した。これ程現役大統領の行動が暴かれる回顧録は珍しい。それ程衝撃的だ。トランプ外交の華と言えば金正恩との交渉だった。でも、回顧録によると、トランプの目的は北朝鮮の非核化ではなく、日韓からの金の引き出しだったとか。北朝鮮で脅せば儲かるぞと言っていたとのこと。そして日本政府は北非核化の暁には相当な対価を払うとたやすく約束したようだ。更に防衛費を今の4倍の80億ドルに値上げすると日本に迫った。だが今でも日本政府はそれらの事実を否定している。しかし、当時のニュースで国民は誰でも知っている事実だ。トランプは力で覆い隠そうとしているが、噂通りの輩と見える。火のない所に煙は立たぬ。煙は信ずべきものという時代に感心した。