アプリあれこれ

国会が閉会し河井前法相夫妻が逮捕された。前法相が妻の選挙で勝つために現ナマを配り歩いたという前代未聞の容疑での逮捕劇だった。両容疑者は合計94人、計2700万円を121回に分けてばらまいたという。検察は良くもまあそこまで調べたものだと感心する。でも、それなりの理由があるようだ。一つは河井前法相のパワハラ体質。検察が動くや否や待ってましたとばかりに受け取った輩は積極的に証言に応じたとのこと。もう一つはスマホの履歴。Google Mapには、行動の履歴が残る。検察は二人から任意にスマホの提出を受け、全行動をチェック。片や現ナマを貰ったと思われる輩のスマホもチェック。日時・場所の一致した輩を特定したという。これは新型コロナウイルスのCOCOAアプリとまるで同じ原理だ。世に悪を働くバイ菌はスマホアプリであぶり出されるのだ。河井前法相は逮捕前にバラマキリストをLINEから消去したが、検察によって復元されて輩の特定に役立ったようだ。もし、河井前法相が贈賄以上にアプリを勉強していれば立件は不可能だったかもしれない。国民にとってはアプリ様々である。